Browsing: 中西奈緒

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 桜の季節に合うピアスをつくってみた。パーツはピンクのビーズやクリスタル。シンプルだけど華やかさもある。なかなか上出来で、会社に行くとき気分が上がる。職場の女性たちにもプレゼントしたら、売ってみたら? とすすめられた。  ちょっと市場を調べてみて感じたのは…すでに「飽和状態」。

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 口を開けば「つまらない、退屈だな」―とネガティブなフレーズが呪文のように出てくる今日この頃。そんな時、職場の台湾人はピアスを一緒に作ろう! と誘ってくるし、イギリス人の同僚はコーヒーを飲みに行こう! と気分転換を促してくる。何気ない「アクション」が、心の渇きを潤してくれる。

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 「やっぱりドン引きしちゃうよね」と仲のいいヨガの先生は言う。パッと聞いて引いてしまう言葉なんて、身近にそうそうない。  ロサンゼルスで始めたヨガ。いま通っているのはなぜか「New York」の名も入ったヨガスクール。スタジオもキレイでおしゃれ。「LA発」とか「NYセレブに人気」なんていう宣伝文句にめっぽう弱い日本人の心をわしづかみにしているのか、大人気だ。

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 待っていました、とばかりにヒーローが現れた。素直にそう思った。こんなこと、人生でそうそうないのではないか。  あなたが実現しようとしている社会に100パーセント賛成します。声をあげてくれてホントありがとう。手伝えることがあれば何でもします。なーんて、心の中で呟いている。

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 空はどんより曇り空。しかも寒いし、雨も雪も降る。太陽はなかなか昇らないのに、あっという間にいなくなる。気分が沈むのは天気のせいかなと思いつつ、それが言い訳であるというのも分かっている。  休みをもらってドイツの首都ベルリンへ。「東」の風情を味わってみたくて旧東ベルリンを中心に散策した。

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 外国語が得意だったり、旅行や文学などで外国文化に多く触れていたり、身近に外国から来た人たちがいたり。それでも、保守性や排他性を持ってしまう日本人がいるのはなぜだろう。  楽しみにしていた初めての飲み会。しかし、参加者は20人ほどの日本人だけだった。職場の3分の1を占める外国人の同僚は誰一人呼ばれなかった。

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 朝から晩まで働いて、疲れて帰って寝る。もらった給料から家賃を払い、1人の社会人として自立した生活を送る。日々生きていくだけで、自分のことを考えるだけで、精一杯だったりもする。  「あなたはどうしてこの問題に関心があるの?」と同僚に不思議がられることがよくある。

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 両親から生まれて初めてもらったプレゼントをずっと大切に使いたい。すでにアイデンティティーそのもの。でも目の前には、社会の無理解と法律の壁が立ちふさがっている。そう、これは「名前」の話。  世の中には、名字であれ下の名前であれ、自分の名前が嫌いな人や、変えることにこだわりがない人もいる。

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 1人の日本人を取り囲む白人たち。多くはスーツ姿の男性。通勤中の地下鉄で見た英会話学校の広告だ。日本も少しは多様性を重視する社会になったと思っていたが、このあまりのステレオタイプぶりに辟易する。

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 目を閉じてゆっくり息を吸い、そして吐く。普段は意識しないけれど、わざわざ呼吸に意識を向ける。「お腹がすいた」とか「明日はコラムの締め切りだ」とか、頭の中にあるいろんな邪念を振り払い、ただただ呼吸の音に耳を澄ますことに集中する。  これは「ヨガ」で教えてもらったこと。

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 久しぶりに東京の美容院に行ったらこう言われた。「日焼けしていますね。こんなヘアカラーにすると顔が『美白』に見えておススメですよ」と。  一瞬目が点になりながらも、あえて議論を避け「お任せします」とだけ答えた。しかし心の中はざわついていた。  黒人やラティーノ、東南アジア出身の人たちが来店したらどう接客するのだろう。

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 アル中にヤク中、ギャンブル中毒。中毒症状はそう簡単には抜け出せない。その気持ちがよくわかる気がする。だって私は「カフェ中毒」なのだ。単にコーヒーが好きなのか、毎日行きたくなるくらいカフェの雰囲気が好きなのか、自分でもよく分からない。

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