発酵する若者を大切に
「いつまでも年寄りが主役ではダメです。私も年寄りです」「地域でいろいろな面でお年寄りの声は聞こえますが、若者の声が小さいです」。この若者の声を大切にすることがこれからの一番の課題だと、高齢化率全国トップの秋田県の知事が新年のあいさつで県職員に話した。なんだか素直に好感を持ってしまった。
「いつまでも年寄りが主役ではダメです。私も年寄りです」「地域でいろいろな面でお年寄りの声は聞こえますが、若者の声が小さいです」。この若者の声を大切にすることがこれからの一番の課題だと、高齢化率全国トップの秋田県の知事が新年のあいさつで県職員に話した。なんだか素直に好感を持ってしまった。
地下鉄を降りると、ぷ〜んと魚の匂いが漂っている。港町でもないのに。かばんを抱えた通勤客に、地図を手にした外国人観光客、そして作業着に大きなビニール袋を持った仲買人…。朝のカオスは名物だった。 東京・中央区の築地。この地にあった築地市場が83年の歴史に幕を閉じてから3カ月が経った。
もう一度訪れたいとずっと思っていた。東北新幹線の盛岡駅から美しい紅葉を愛でながら車を走らせた。向かったのは東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県の三陸地方。海沿いに北から田老町、宮古市、山田町、大槌町へ。当時の記憶が徐々に蘇る。 取材班として入ったのは震災から1カ月半が経った四十九日の頃。
リュックサックの肩掛けがほつれてしまった。この9カ月、仕事でもプライベートでも毎日私の背中にぴったりとくっついていてくれた。 修理に出さなきゃと思いつつ、時間も値段もどのくらいかかるかわからない。代わりのリュックもない。重いものを入れすぎたんだ、と自分を責めた。
夏休み初日、慣れない土地で1時間半もの行列の中にいた。なかなか前に進まずに足も疲れてイライラ。その矛先は次第にある特定の人たちに向かっていった。 ヨガの先生に教わった言葉を思い出したー「浮かんできた感情をただただ遠くから眺める。良い悪いなどの判断も下さずに。
「もう半分リタイアの気持ちなんだ」と東日本大震災の取材でお世話になったドライバーの男性は言った。偶然にも東京の家の近所に住んでいることが分かり食事をした。42歳、まだまだ脂が乗って現役だと思っていたのに。 チームで真夏の被災地を駆けずりまわったこと、1分1秒を争ってリポートを作り放送したことを思い出した。
熱くさせたのは・・・ 1カ月前までは「おじさんの集団」と揶揄されていた。しかし今や日本中が彼らを讃えている。ワールドカップを戦った日本代表、サムライジャパン。残念ながらベルギーに敗れてベスト8進出はならなかったが、彼らの闘志に日本中が勇気をもらった。テレビも新聞も連日この話題で持ち切りだ。
近所の行きつけの珈琲店でモーニング。至福のひとときなのに、どうしてもツッコミを入れたくなるフレーズが耳に飛び込んでくる。——「お客さま、おタバコはお吸いになられますか?」 喫煙者に対するその異様なほどの丁寧さ。店員さんに言ってあげたくなってしまう。「そんなに親切に扱ってあげる必要なんてないですよ。
ゴールデンウィークに車で遠出をした。大人の遠足。もちろんおやつ持参。「300円以内」の制限はないけれど、つい手に取ってしまうのはあの1本10円の駄菓子。子供の頃からの定番で、いまや20種類くらいの味がある。 1979年に発売された「うまい棒」。ハワイやロサンゼルスの日系スーパーにも売っていた。
桜の季節に合うピアスをつくってみた。パーツはピンクのビーズやクリスタル。シンプルだけど華やかさもある。なかなか上出来で、会社に行くとき気分が上がる。職場の女性たちにもプレゼントしたら、売ってみたら? とすすめられた。 ちょっと市場を調べてみて感じたのは…すでに「飽和状態」。