Browsing: 吉田純子

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 人々が行き交ういつもと変わらぬ街の中に、ふと非日常が紛れ込むことがある。それは時として人々の心に衝撃を与え感動を呼び起こす。そんな現象がロサンゼルスでも起こった。  先月末、コリアタウンの地下鉄ホームで、プッチーニのオペラ「ジャンニ・スキッキ」の中の名曲「O Mio Babbino Caro(私のお父さん)」を歌うひとりのホームレス女性の動画がLA市警察(LAPD)のツイッターに投稿された。。

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 102歳の男性が抱き続けてきた夢がついに実現した。  「夢見ることをやめないで」。この永遠のテーマともいうべきネーミングの非営利団体がペンシルベニア州にある。何をしているのかというと、ナーシングホームやホスピスと提携し、そこで暮らす人々に人生の質を高めるサービスを提供しているのだ。

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 「助けてくれー」。深夜の病棟に響き渡る男性のうめき声。眠りについていた祖父だったがとたんに目を覚ましこう叫んだ。「待ってろー。今助けに行くから!」。すぐさまベッドから起き上がろうと私の腕をつかみ言った。「起こしてくれ。今から奴を助けに行く」  病院で寝たきりになっていた祖父だったが、こんなにも力が残っていたなんて、子どもだった私は驚愕した。

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 今、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で2連覇を果たした米代表チームが注目を集めている。2連覇を達成したから、だけではない。世界の舞台での闘いの後、彼女たちは今、男女平等を求め闘っているからだ。  決勝戦でゴールを決めたサッカー女子米国代表のミーガン・ラピノー選手。

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 小高い丘の上にたたずんでいると、150年前に海をわたり、カリフォルニアの大地に入植した先駆者たちの足跡をたどりたいという思いを抑えずにはいられなかった。  今月8日、アメリカ本土初の日本人入植地「若松コロニー」が形成されてから150年を祝う記念式典がカリフォルニア州北部ゴールドヒルの跡地で行われた。

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 「Fly Me To The Moon(私を月に連れて行って)」。ジャズのスタンダードナンバーで、1960年代にフランク・シナトラが歌い大ヒットした曲だ。当時は折しも、米国が月への宇宙飛行計画「アポロ計画」を進めていた時。まさに時代を反映する曲として人々の心にも浸透した。

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 恐らく訪れた人すべてが目を奪われることだろう。全長およそ130メートルの大聖堂の中に一歩足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのは見事なステンドグラスの窓。ゴシック建築の代表と称され、世界遺産にも登録されているパリのノートルダム大聖堂のことだ。  ノートルダム大聖堂を筆者が初めて訪れたのは5歳か6歳くらいの時だった。

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 それは筆者がまだ幼稚園児だったころ、楽しい家族とのクリスマス旅行を終え、帰りの飛行機の中で起こった出来事だった。ヨーロッパからの長時間のフライトもまもなく終わりに近づき、日本上空を飛行している時だった。突然、機内アナウンスが流れ、重々しい口調で語られる言葉が耳に入ってきた。

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 ふとしたことから異国の文化に魅了され、その国の文化を生涯愛し続ける人々がいる。ロサンゼルスにも日本文化を愛し、その良さを紹介し、日米の友好親善に貢献する米国人の姿がある。  きっかけはさまざまだ。日本食だったり、サムライフィルムだったり、観光で訪れた時の親切な人との出会いだったり。

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 新年早々ラッキーだと思った。入園料を支払わずに国立公園に入れたのだから。しかしそんなのんきな考えも束の間。まさか、政府機関の閉鎖がこんなにも長く続くとは、その時想像もしなかった。  今年の正月はジョシュアツリー国立公園を訪れた。政府機関の閉鎖措置により、筆者が行った時は公園入り口で通常ならいるはずの職員の姿はなく、訪れた人は幸運にもみな無料で入園できた。

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 年の瀬も迫り、ロサンゼルスの至る所でクリスマスのイルミネーションが街を輝かせている。クリスマスショッピングで忙しい人も多いのではないだろうか。  街はホリデーシーズン真っ盛りだが、日系社会では立て続けに悲しい知らせが届いた。コミュニティーでも活躍していた日系俳優のロドニー・カゲヤマさんと写真家のリチャード・フクハラさんの2人が今月初めに亡くなったのだ。

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 「パラダイスへと続く道」と呼ばれたその道は今、悲惨な焼け跡へと続く道と化してしまった。  カリフォルニア州北部ビュート郡の人口約2万6千人の小さな町パラダイスで発生した山火事「キャンプ・ファイア」は瞬く間に住宅街をのみ込み、15万エーカー以上を焼き尽くした。

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