Browsing: 小切手

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 はっきりしないインフォメーションしか届かないまま、いよいよ恒例のファンドレイジングまで2週間と迫った頃、管理職あたりがそわそわし始め、準備が進んでいない様子がみえてきた。  州や連邦政府の援助が当てにならない昨今、コミュニティーの非営利団体のファンドレイジングは各種プログラムの死活問題であり、どの団体も必死で趣向を凝らして支援者に協力を呼びかけるのだが、今回は最初からテーマが見えず、ただ飲み食いの社交の場を提供して、その見返りに「寄付をねだる」様子が見えて気が乗らなかった。

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 仕事関連の顧客だった常に明るいTさんが、いったん日本へ引き上げるということで、ロサンゼルス国際空港(LAX)まで送迎した。数日後、確認の連絡をすると、返事の内容にがくぜんとした。  無事帰国できたものの、離陸前LAXで盗難被害に遭ったというのだ。パスポート以外の携帯、財布、クレジットカード、子供からもらった大切な栞(しおり)など全てを紛失。

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 募金箱に入っていた小切手の金額を見て、その場にいた人々は目を疑った。書かれていた金額はなんと50万ドル。送り主はかつて食料品店で廃棄された食料を食べ、その日の生活をしのいでいた夫婦だった。今では人を助けられるようになり、彼らなりの社会への恩返しだった。

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 先ごろ日本から帰ってきたばかりの友人から「実家のご近所の奥さんがお土産に持たせてくれたものです。よかったらどうぞ」と小さな入れ物に入った佃煮のようなものをおすそ分けで頂いた。  食い意地の張った私のこと、ランチの時間も待たずつまんでみるとこれがおいしい。

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 3月11日に東北を襲った大震災…再び、こう書き出さねばならない。  近年のハイテクノロジーにより、ニュースは驚くべき速さで世界を巡り、日本を襲った地震や津波の被災者に対して並々ならぬ同情が寄せられ、世界各地で「日本を助けよう」と募金活動が始まった。  問題はその義援金がどのような経路でどの程度被災者に届けられるか、である。