Browsing: 故人

磁針
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 年が明けて最初の週末に告別式があり参列した。  故人が99歳6カ月と高齢だったこともあり参列者も一通りお悔やみは述べても湿っぽさは無く、もっぱら楽しかった故人との思い出話に花が咲き、参列者同士が旧交を温め合う風景があちらこちらでみられた。  そういう私もご無沙汰をしていた友人、知人に久しぶりに会えて、告別の会場で新年のあいさつを交わすことになった。

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   高野山に行ったことをこの欄で書いたら、何人もの人から行ったことがあると声を掛けられた。行った場所を共通の話題にできるのは楽しい。  「日本はどうでしたか?」と聞かれるのが、正直いって苦手だ。「よかった」では、納得しないと思うからだ。相手が何を望んで聞いて、どんな

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    戦没者の慰霊や、故人となられた家族をお参りするメモリアルデー。お墓は、供えられた花や国旗で賑やかになる。  戦争で命を落とした兵士には、功績に敬意を払い、身内でなくても墓参する人たちがいる。追悼法要も行われる。同じ戦争に翻弄された人たちで

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   人は、「いかに生きいかに死ぬか」が人生最大の課題といえる。人の一生は、生まれてから人生という真っ白なキャンバスに「いかに生きるか」の絵を描き始め、「いかに死ぬか」で死を迎えて筆をおく。  武士道においては、特に「いかに死ぬか」が最大の命題で、

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 人は一人で生まれて、一人死ぬというが、どうも何か違うといつも感じる。人は生まれるとき、一人ではなく誰かの力を借りて生まれる。生まれ出たいという子供を感じて母親が力を貸す。人は生まれるときから一人ではない。母親だけでなく、助産師や医師の力に支えられて生を受ける。