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 先ほどから、何度も電話のメッセージを聴き直している。  「折り返し電話をください」というのだが、メッセージに残された電話番号の最後の二桁の番号が聞き取れない。それらしい番号で何度かかけてみたがいずれも間違い電話。  知っている人ならリストから調べてかけることも出来るが、未知の人ではそれもできない。

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 年を取るに連れて、黒い髪に白髪がちらほら見えてくる。「白髪」の英語を「ホワイトヘア」と訳す人もいるが、おそらくこの場合は「gray(grey)hair」の表現の方が適している。日本語で灰色の髪、灰髪とはあまり言わない。いわゆる銀髪をさすこともある。英語と日本語では、色のニュアンスや感覚に微妙な違いがあるのだ。

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 『国語』という名称を自国の教科の名称として使っている国は、日本以外では非常に少ないと以前聞いた覚えがある。日本で義務教育を受けた人なら、違和感なく日本語を学ぶ教科だと知っている。この教科で使う辞典も国語辞典で『日本語辞典』という名称のついたものは非常に少ない。

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 日本語の文章を執筆中、濁音の振り仮名でしばしば手が止まる。  例えば「砂糖」が「角砂糖」になる時、「さとう→かくざとう」になる。「話」が「昔話」になる時、「はなし→むかしばなし」になる。「子供」が「双子」は「こども→ふたご」、「詰める」が「缶詰」は「つめる→かんづめ」になる。

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 日本人は繊細な情緒を持つ民族で、日本語はその情緒を自由自在に表現できる言語だから、俳句や短歌が盛んなのだろう。その文化的背景があるから、ことネーミングなども、実にピッタリの表現がある。まさに、その通り、よく言ってくれた、と膝を叩きたくなる言葉が多々ある。住めば都、という言葉もそうだ。

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 冬季オリンピック会場は極寒、記録的な大雪の日本、日本だけでなく東部の寒波の中、このLAの陽気に冬だということを忘れる。ここ数日は、やっと冬が来たか、という寒さにはなったが。  予定がキャンセルされて、日数の余裕ができたので、日本行きを思い立った。この寒い時に、と周りの人たちは心配をしてくれるが、身が引き締まる寒さと雪に会えると楽しみにしている。

磁針
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 漱石の「草枕」の冒頭の一部に「情に棹させば流される」がある。その前が「智に働けば角が立つ」、後が「意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」と続く。この「棹させば」の元となる表現「流れに棹さす」が昔からあるが、現代日本人の多くがこの正しい意味を誤解していると、文化庁が調査報告を出している。

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 この頃少しばかりいじれるようになったスマートフォンでフェイス・ブックに登録して、友人や親戚の近況を手軽に知ることができるようになった。フェイス・ブックの友達といっても、その友達のまた友達の知り合いで、見も知らぬ人のコメントを読むこともしばしばある。

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 明けましておめでとうございます!  英語ではお馴染みの(ジョークで「幸せな新しい耳」とも訳せるが…)ハッピーニューイヤー。「明けましておめでとうございます」が日本語訳の表現に相当すると以前習った。  ところがアメリカに来た当初、12月の年末に「ハッピーニューイヤー」と言われて「あれ、まだ年が明けていないのに?」と怪訝(けげん)に思った時があった。

磁針
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 拙稿の中で英語の「Brain Cancer」を「脳癌(がん)」と訳した。オンラインの英和辞書で一応チェックした、上でのことだが。  ところが、編集者から「日本語では脳癌とは言わずに脳腫瘍と言います」と赤点をつけられてしまった。  確かに、「胃癌」「肺癌」「乳癌」とは聞くが、「脳癌」とはあまり聞かない。口に出しても違和感がある。

コミュニティー
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日系パイオニアセンターではこのほど、在宅介護エージェンシー「PACE CARE」主催による日本語使用の「寝たきり高齢者の介護の仕方 実践セミナー」を開催した。前・後2回にわたるこの無料講座では、看護師で老年看護学専任教員の三島八重子さんが講師を務めた。講義の後半であるこの日は前回の約半数、15人前後の受講者が熱心に耳を傾けた。【麻生美重、写真も】

磁針
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 今年も残りわずか。12月に入るとすぐに、フレッシュなもみの木を居間に立てる。新鮮な木の精気が清々しい香りを放ってくれる。二、三日、飾りなしに、ただ深い緑の木の生気を浴びる。部屋の中に木を立てるのは、年末のこの一時だけである。

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