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 2週間の日本滞在で「終活」という言葉を何度耳にしただろう。テレビやラジオで「しゅうかつ」という音が流れるたびに、「就活?」と一瞬思うのだが、ほとんどの場合「終活」だった。  「終活とは『人生の終わりのための活動』の略」らしい。伝聞調なのはこの言葉をまだ使いなれていないから。

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 仕事関連の顧客だった常に明るいTさんが、いったん日本へ引き上げるということで、ロサンゼルス国際空港(LAX)まで送迎した。数日後、確認の連絡をすると、返事の内容にがくぜんとした。  無事帰国できたものの、離陸前LAXで盗難被害に遭ったというのだ。パスポート以外の携帯、財布、クレジットカード、子供からもらった大切な栞(しおり)など全てを紛失。

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 イェール大学で人気講義をまとめた本が10月上旬、邦訳されて日本でも発売されている。中高年層ではブームになっているらしい。  世界各国で翻訳出版され、韓国、中国では売れに売れて、世界規模では累計25万部を超えるベストセラーになっている。  本のタイトルは『「死」とは何か』(文響社、原題『Death』)。

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 先日、夜のコンサートに高齢者を誘い、一緒に楽しんだ。人生の先輩たちと過ごす時間は、彼らの生の切実な声が聞け、私の行く道を照らしてくれる貴重な一時となる。  コンサートの歌い手はデビュー45年、一つの道を究め続ける。その実力と多才さに、心底、感服した。彼の作詞作曲した44年前の名曲は、われわれを青春時代にタイムスリップさせる。

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 わが故郷は愛媛の瀬戸内海に面した城下町、沖あいには古くから村上、河野などの水軍が活躍した島々が散らばって、夕日が海面を黄金色に染め、島々のシルエットが浮び上がる様は絵のように美しい。温暖で雨が少ない瀬戸内は、漁業の他にみかんの産地としても名を知られている。

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 1890(明治23)年、通信記者として日本にやってきた英国人ジャーナリストで作家のパトリック・ラフカディオ・ハーンは日本について綴った著書「日本の面影」の中でこんな言葉を残している。「彼ら(日本人)の素朴な礼儀正しさは、けっしてわざとらしいものではない。彼らの善意は、まったく意識したものではない。

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 空気がキリっと変わる10月。病気療養中の父に異変が起きた。急ぎ帰省した数日後、家族と同居していた97歳の祖母が高齢者施設に入所した。父が救急搬送され入院したのも同じ日だった。わたしと叔父は祖母に、母は父に付き添った。  関西からは叔母二人が里帰り。すると今度は末の叔母が入院した。

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 10月10日NHKテレビで、54年前の1964年10月10日、東京五輪の開会式で起った誰も予期しなかった出来事を懐古した。  参加94カ国7千人の選手団が堂々の入場行進、国立競技場いっぱいに整列した。最後に赤いブレザーの日本選手団が現れ行進、大歓呼だった。そしてハイライトが聖火リレー最終ランナー、19歳の坂井吉則陸上選手(4年前に69歳で他界)が競技場に姿を現し半周を始めた時に事件が起った。

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 日本に行った先月、知人とスペイン料理店に入った。ウェイトレスの名札がスパニッシュネームだったので、知人は彼女は日本人ではないと思ったらしかった。私とは、見解に相違があったので、確かめようということになった。結局は、日本人でレストランでの通称だった。  どうしてここまでのことになったかというと、コンビニやレストランで働く外国人留学生が増えている現実があるからだった。

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 われらのドジャース快勝。先手必勝とされる短期決戦の地区シリーズで、大事な緒戦をものにした。開幕から故障者が続出し、一時はどうなるかと心配したが、何とか地区6連覇を果たし、プレーオフに進んだ。昨年はワールドシリーズの最終7戦目で敗れ、涙をのんだだけに、選手とファンの雪辱に燃える執念がひしひしと伝わってくる。

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 「久しぶりに日本へ帰ったら実家の周辺がすっかり変わってしまって郷愁に浸ることも出来なくて…」とはFさんの話。  変わる、といえばこちらは40数年住んでいる自宅周辺が、ここ2年ほどの間に、古い建物は取り壊されて更地になったと思うまもなく新しいビルが建ちコマーシャル・ベースで開発が進んでいる。

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 先日知人宅で「中秋の名月」パーティーが開かれた。前日の夜は、澄んだ秋の夜空に奇麗な満月が昇っていたのに、その夜は雲に隠れ、わずかに月明かりを感じる程度だった。それでも夜気が少し冷たい夜に、30人余りが集い、語らいあうのは、久々に穏やかで心安らぐ時間だった。

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