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磁針
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 読書の秋、と書いて、はたと手が止まった。そして、たまらなく、寂しくなった。本屋が街から消えてしまったのだから。以前は車で行ける範囲に日本書店が2軒あり、目当ての本がなければ、そこで、注文できた。本が届くのを待つ時間も楽しかった。  休日の暇つぶしはたいてい本屋で、それがまた、こよなく充実したリフレッシュの時間でもあった。

磁針
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   「全国書店員が選んだ一番売りたい本」をキャッチコピーに掲げた「本屋大賞」という賞がある。  10年前に設定されたこの賞に今年輝いたのは「村上海賊の娘」(和田竜著)。受賞発表と同時に75万5千部へ大幅増刷されている。「本屋大賞」