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 英語を翻訳中、俳優の「Line」という単語を「セリフ」にするか、それとも「台詞」か「科白」にするか迷った。いわゆる漢字はどちらも当て字である。台本や舞台の「台」に、言葉を意味する「詞」を組み合わせた「台詞」の方がしっくりきそうだ。「科白」は「科学」を思い起こすが、中国語で「科」は動作、「白」は「話す」意味があるようだ。

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 前回書いた手書きの効用と漢字雑感の続き。前の稿で男と女の字を取り上げたが、女の字について感慨がまだある。まず努力の努、即ち努めるの字、これは女が又力を入れる、これが努力。又とは再び、くり返しの意。

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 生活でパソコンの使用が増えて漢字が書けなくなっている。PCで日本文を書く時の漢字の自動変換は便利で、難しい字も読むのは問題ないから容易に文章作りが進むが、手書きの能力は落ちる一方だ。

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 1年間の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」が発表され、今年は消費税の増税が話題になったことなどを理由に「税」という漢字だった。日本漢字能力検定協会がその年の世相をあらわす漢字一文字を一般から募集し、最も多かった字が選ばれたのだそうだ。

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 脳梗塞で義母が倒れたとの連絡で、急ぎ夫の郷里へ飛んだのはこの春のこと。幸い発見が早かったため血栓を溶かす薬を使うことが出来、命は取り留めたが、右半身マヒと言語障害が残った。  言語をつかさどる機能は左脳に位置しており、その箇所の血管がつま

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 二世週祭締めくくり行事とも称される恒例の「南カリフォルニア詩吟連盟、吟詠大会」が盛会のうちに催され、私も吟士のひとりとして参加した。着任早々の堀之内日本国総領事ご夫妻はじめ、各分野からの来賓のご出席、さらに今年の二世クイーンも姿を見せ、会

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   やまと言葉が好きだ。たとえば漢語で満天の星と言うより夜空に広がる星の方がいいな。好きな言葉はたくさん。あけぼの、朝ぼらけ、あまた、淡い、あんのん、いくさ、いささか、いたわる、いつわり、射抜く、祈る、海鳴り、うらら、うるむ、おいとま、おぼろ、かすむ、気まぐれ、心残

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   前に日本語と漢字の存廃に揺れた維新後の明治新政府下の動きを紹介した。似た現象が大戦の敗戦後も起きた。今回は戦後編を碩学高島俊男先生の「漢字と日本人」や他の史料を参考に駆け足ご免で辿ってみたい。  戦後、敗戦の混乱と米国の占領下、価値観が

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   日本語は古来より変遷を続け今の現代語があるが、日本語自体をやめよう、日本文字をやめようという真剣な次元での危機が近現代で2度あった。維新後の明治新政府下と第二次大戦直後の日本だ。  この歴史は碩学高島俊男先生の名著「漢字と

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   日本語は外国人にとって、外人向けの男女別のない標準語で入る入門レベルでは割とやさしい言葉と思う。母音もあいうえお5音しかなく、子音の種類も中、仏、英語などに比べ種類も少なく単純。ただ日本語は漢字が入りさらに中級以降に行くと急速に難しくなる。