Browsing: 終戦記念日

磁針
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 先月日本でちょうど終戦記念日だった8月15日、京都市内から山陰線で一日かけて舞鶴の「引き揚げ記念館」を訪れた。以前書いた鹿児島県知覧の特攻平和記念館や長野の出征画学生の遺作展示の無言館を訪問した時と同じで涙を拭きつつ歴史展示を見て回った。

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 戦後世代の自分には、当然戦争自体の思い出はなく体験した人たちから聞いた話と、本や雑誌で知ったストーリーだ。身近に聞いた戦争体験は父の中国での4年間と、母からの日本国内での生活だ。  父は兵長として蘇州でそのほとんどを過ごしたようだ。

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 日本語では何かを言う時、正しい表現かどうかとは別に、なるべく穏やかな言葉で表現するのが一般的に良い日本語であるとされている。例えば『女中さん』 という代わりに『家政婦さん』と呼び、『百姓』(この言葉はもともとは由緒正しい言葉なのだが)を『農業従事者』などと言い換えて満足している。

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   今年の日本は記録的な猛暑、68年前の8月15日も陽差しが強く、正午の重大放送の予告に多くの人たちがラジオの前に集まった。  ラジオから流れる聞き慣れない声は、初めての天皇の肉声放送であったが、雑音が混じり特殊な抑揚をともなった天皇の詔勅は特殊な言い回しも