Browsing: 葬儀

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 4月末から5月にかけて一カ月ほどの間に友人、知人の葬儀に4回も出る羽目になった。その一人がアメリカ人の花子さん。  花子さんにはデニースという本名があるが、生け花の先生につけてもらった花子という名前が大好きで、電話をかけてくるときは必ず「ハーイ、ハナコで〜す」だった。

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 今月初め、一人の女性がみまかれた。誕生日には大きなケーキを用意しようと話していたのに、98歳になる10日前の出来事だった。  彼女との出会いは、高齢者昼食会の食事を届けたことだった。ふとしたことから、私の名前と彼女の弟の名前に使われている漢字の読み方が同じだということが分かった。

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 厳かな葬儀だった。戦争直後、流行った「星の流れに」のメロディーが流れる中、生前の写真スライドが映し出された。故人がくぐり抜けてきた時間と空間が同年の私のそれと重なり合って走馬灯のように駆け廻った。

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 3カ月前に手に入れたスマホを何とか自分に必要な範囲で使えるようになった。ヨチヨチ歩きのレベルである。  このスマホという呼び名がどうも引っ掛かる。スマートフォーンの略なら当然スマフォと言うべきなのに、突然フォがホにかわるのが気に入らない。

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 4月末に義理の叔母が87歳で他界し、2年ぶりにサンノゼを訪れた。  前回訪れたときに「88の誕生日には必ず来るから」といった約束が1年早く永久の別れになってしまった。  「葬儀はしないように」という遺言に従い、親族友人によるメモリアルの集いには、95歳になる叔母の兄も参加していた。

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 2月に入って、既に2つの葬儀に参列した。それも土曜日に1つ、日曜日に1つと続くと、灰色の雪催(もよい)の空と相まって、少し疲れた気分になる。  G氏の葬儀には150人を優に超える参列者が、地元はもちろん遠くハワイやカリフォルニアから集まり

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 あと一週間で8月という日、カルヴィン満生が逝ったというニュースは人から人へ、電話で、Eメールで、テキスト・メッセージで、静かにしかし素早くシカゴの日系コミュニティーに広がった。  カルヴィンは日系三世の弁護士でコミュニティーリーダーの一人

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   先日職場の同僚のお母さんの葬儀に参列した。  お母さんは日系二世のMさんで享年99。昨年彼女の親友が100歳の誕生日を迎えた時、次はMさんの番ですね、などと話していたのだが、今年に入って急に元気がなくなり死の1カ月前に99歳の誕生日を迎えたのがやっとだった。

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 人は一人で生まれて、一人死ぬというが、どうも何か違うといつも感じる。人は生まれるとき、一人ではなく誰かの力を借りて生まれる。生まれ出たいという子供を感じて母親が力を貸す。人は生まれるときから一人ではない。母親だけでなく、助産師や医師の力に支えられて生を受ける。