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磁針
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 読書の秋、と書いて、はたと手が止まった。そして、たまらなく、寂しくなった。本屋が街から消えてしまったのだから。以前は車で行ける範囲に日本書店が2軒あり、目当ての本がなければ、そこで、注文できた。本が届くのを待つ時間も楽しかった。  休日の暇つぶしはたいてい本屋で、それがまた、こよなく充実したリフレッシュの時間でもあった。

磁針
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   街はクリスマスのイルミネーションで飾られ、師走の様相になってきた。慌しい気分のなかで、身の回りでも亡くなる人、家から施設に入居する人が相次いでいる。  家を片付ける場に居合わせると、その人の人生に触れた気になる。関わった人間関係、興味や