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 先月、栗城史多さんの訃報がひっそりと報道されました。彼のことは、以前このコラムでも書きましたが、世界七大陸の最高峰を単独無酸素で挑戦した方です。最後に挑戦したエベレストから生きて帰ることができませんでした。それでもこれだけの事を成し遂げたのですから、登山家として尊敬の念をもったものであるべきだと思っていたのですが、登山の専門家からは、無謀な登山をし続ける素人として非難を受け、関心を持たれてきませんでした。

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 人種のるつぼのアメリカで、多種多様の人々と、会社では一個人として付き合い、ビジネスの現場では、全く対等の立場で仕事ができることを、感慨深く思うことがある。  指折り数えてみれば、最初に仕事を得てから、現在に至るまで、40年になる。この国で働き始めた若き日は、単純労働しか出来なかった。

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 日本国外に暮らしていて出くわすのは、表現の違いや文化的背景の違いで言葉が翻訳しにくかったり、言葉もしくは単語自体に意味が無く、使われ方を認知することでしか意味が得られないケースがよくあるということ。  一番厄介なものの一つが前置詞。通常イディオム(熟語)として他の単語と組み合わせて使われて意味を持つ。in、on、out、up等が付くことで同じ単語の意味がまったく変わってくる。

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 北朝鮮のロケット打ち上げをめぐって米朝間で激しい言葉の応酬が続いています。「もっとも強い言葉で非難する」とか、「史上見たこともない残虐な攻撃を加える」とか今までにない言葉が飛び交っています。やがて「ロケットマン」「ならず者」とか売り言葉に買い言葉、激しい非難の応酬は留まるところを知らず、両国民の心に憎しみや攻撃の感情を増幅して、やがて不測の事態が勃発して戦争が始まらないとも限りません。

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 日本人は言葉を略したがる文化を持つと言われる。  パソコン、リモコン、ゼネコン、ワープロ、アニメ、コンビニ、エアコン、カーナビ、ファミレス、デパチカ、ビーサン(ビーチサンダル)、アケオメ、セクハラ、キムタク、ミスチル、ドリカム、スマホ、マザコン、イケメン等だ。

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 日本語では何かを言う時、正しい表現かどうかとは別に、なるべく穏やかな言葉で表現するのが一般的に良い日本語であるとされている。例えば『女中さん』 という代わりに『家政婦さん』と呼び、『百姓』(この言葉はもともとは由緒正しい言葉なのだが)を『農業従事者』などと言い換えて満足している。

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 日本に行くと、いろいろな新しい流行が社会の中で日々生まれ、米国より早いテンポで流行り、かつ消えていくのを感じる。  言葉の流行りすたりも同じで、主に若者が主導する流行言葉も次々生まれる。言葉の世界は悪貨が良貨を駆逐する傾向が強く、流行語は語彙の貧困を感じさせるのが多い。

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 最近、会話をしていて、相手の声は聞こえているのに何を言っているのか言葉を理解できないことがあったりする。2、3度聞き返している始末だ。家庭内でも突然妻が想定外の話題について話しかけてきたとき、その声はじゅうぶん大きく聞こえるのに内容が理解できず、「エッ、ナニ?」と聞き返したりする。

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 ごまかし言葉はよくない。時々事件の起る体罰という言葉、腑に落ちない言葉だ。何度聞いてもおかしい。受け入れられない用語なので言葉の観点から考えてみる。  そもそも体罰とは何だろうと思って簡易電子辞書を見るとむち打ちの体刑と出る。

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 今年も台風・竜巻・集中豪雨・土石流と日本各地を災害が襲った。人は荒れ狂う自然にはただ逃げまどい祈るしかない。  それでも人々は過去の経験からさまざまなことを学び進歩してきた。各地に残る竜神のいい伝えや津波到達地点の石碑などは、河川の氾濫・土

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 人間はしょせん他人の心の内はわからない。だからこそ心を開いて話し合う必要がある。その道具が言葉であり、言葉は時代と共に変わってゆく。時と共に常に新しい言葉が生まれたり消えたり残ったりする。どういう言葉を使えば自分の気持ちが相手に伝わるのか。人は膨大

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   前に好きでない日本語、自分は使いたくない言葉を書いたことがある。例えば何々させて頂く、勇気や元気を「与える」、ご苦労さま、こだわり、生きざま等。その時に敢えて書かなかった言葉が一つあった。それは癒しだ。  この言葉は良い言葉だが、近年いつしか癒し癒

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