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   前に好きでない日本語、自分は使いたくない言葉を書いたことがある。例えば何々させて頂く、勇気や元気を「与える」、ご苦労さま、こだわり、生きざま等。その時に敢えて書かなかった言葉が一つあった。それは癒しだ。  この言葉は良い言葉だが、近年いつしか癒し癒

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   抜け目のない指摘や賢い物言いをする鋭い人と対するとき、こちらのことが見透かされているようで、心落ち着かないことがあります。アメリカではイエスとノーをはっきり言いなさい、と誰もが教えてくれます。白黒をはっきりとすることは日常生活の上で大切な常識であることも十分に理

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   「光陰矢の如し」―1年の半分が過ぎ去った。あちらこちらで開かれた新年会が、つい最近行われた感じがしてならない。花見、節分、ひな祭り、端午の節句などなど、日本の伝統行事が行われ、文化継承の重要さをあらためて思い知らされた。

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   やまと言葉が好きだ。たとえば漢語で満天の星と言うより夜空に広がる星の方がいいな。好きな言葉はたくさん。あけぼの、朝ぼらけ、あまた、淡い、あんのん、いくさ、いささか、いたわる、いつわり、射抜く、祈る、海鳴り、うらら、うるむ、おいとま、おぼろ、かすむ、気まぐれ、心残

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   日本でほめられる教育を受けて育っていなかったせいなのか、渡米してからは、ほめて良いところを伸ばす教育方法との違いにとまどい、反省することもしばしばです。ほめられることに慣れていないと、ほめ方も上手ではないので、ついイライラしたり、声を荒げることは、さらに親子関係

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   言葉は時に、刃物も及ばない力を宿していることがある。  刃物で傷ついた痛みは、傷が癒えれば消えるが、言葉で傷つけられると、人間には記憶という厄介なものがあるだけに、いつまでも後を引く。  先日友人が知人との3分足らずの立ち話で、

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   「あきらめる」は、諦めるを連想する。それも大切だとしながら、五木寛之氏は、「明らかに究める」どうしようもない現実を、正面から目をそらさずに見よう、という立場だ、と著書に記している。  前回のこの欄に「ゆっくりのすすめ」を書いた

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   「人こそ人の鏡」という格言があります。他人の言動は鏡に自分を映す鏡のようなものであるから、他人を見て自分を改めるように、という意味です。「人の振り見て我が振り直す」や、「人を以て鑑(かがみ)と為す」という言葉も、これに近いことを意味していると思います。こんなこと

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   来年6月に開かれるサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会のアジア最終予選を日本が通過した。本大会出場は初出場から5大会連続、しかも3大会連続で世界最速というからアジア最強の名をほしいままにしている。だが、当の選手にとっては、予選は正に「通過」点に過ぎないよう

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   言葉が時代を通過して生き抜いても、意味が変わってゆく例は多い。  以前、トシマという姓の熟年のご婦人に、トシマの姉さんと呼んだら「まあ、年増だなんて」と怒ったふりをして笑った。年増という言葉は、今は大体30代半ばくらいから40代半ば、さらには50歳前後までの婦人も