被災と自然と希望
今年で東日本大震災から6年が経つ。被災地を思う追悼式があちこちで開催された。来月は、熊本地震から1年。エクアドル地震からも。ネパール地震からは2年などなど。世界中のあちこちが被災している。 自然の驚異というより、脅威。人間が、自然を科学の力に屈服させようとしてきたことに反撃しているように思える。
今年で東日本大震災から6年が経つ。被災地を思う追悼式があちこちで開催された。来月は、熊本地震から1年。エクアドル地震からも。ネパール地震からは2年などなど。世界中のあちこちが被災している。 自然の驚異というより、脅威。人間が、自然を科学の力に屈服させようとしてきたことに反撃しているように思える。
昨年3月11日の東日本大震災発生以来、被災者のニーズに応えようと、千葉県柏市から計17回被災地に足を運び、ボランティアを続けている角田寛和さんがこのほど、訪米した。角田さんは「被災地の現状を知って」と、ロサンゼルスなど計6カ所で自身が撮影したビデオを上映、被災地に今必要なものは、「精神的支援」と呼びかけた。
地震にも/負けない/強い心をもって/亡くなった方々のぶんも/毎日を/大切に/生きていこう/傷ついた「ふるさと」を/もとの姿にもどそう/支えあう心と/明日への/希望を胸に/響きわたれ/ぼくたちの歌/生まれ変わる/「ふるさと」のまちに/届けたい/わたしたちの歌/しあわせ/運べるように
2日の警察庁発表によると東日本大震災発生後、ピーク時の約47万人に比べれば減少しているものの、いまだに約10万人弱の被災者が2500カ所の避難所で不自由な生活を強いられている。 一方ですでに仮設住宅や民間の賃貸住宅に入居する人が増え、新たな生活環境を整え始めている。
仙台の友人から、メールが転送されて来た。ボランティアの集めた家庭電化製品を、必要なら修理もして、仮設住宅に入る被災者のために届けている石巻の泉泰広さんからのメールだ。 「…お言葉を頂いて真剣に考えた末、今後お願いしたいのが、花の種です。それもひまわりです」。
原発事故を受け、東電幹部や政府は、地震と津波の規模を「想定外」の一言で片づけ、危機管理能力の欠如が問われている。その対応から、事故は起こるべくして起きたという印象をぬぐいきれない。 一方、年間約2500万人の来園者を誇る東京ディズニーリゾート(TDR)にとって、今回の地震は「想定内」だった。
思いがけず急に近くの大学病院へ入院することになった。病室は8人の大部屋。患者の症状はそれぞれ違い、あいさつはしても共通の話題はなく会話は続かない。周りが早めに電気を消せば消灯前でも悪いかな、と読書を切り上げる。痰がのどにからむ音、遠慮のないオナラ、夜中にトイレに起きる音。
東日本大震災の発生から1カ月が経過した今、文化人をはじめ、多くの人が実際に被災地に赴き、物資調達や炊き出しなどの支援活動を行っている。ロサンゼルスからもまた、義援金を携え現地に向かった人がいた。