Browsing: 非常時

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 突然激しく全身を揺すぶられ、ベッドから放り出されるように目が覚めた。ノースリッジ大地震が起きたのは1994年1月17日午前4時半の出来事だった。やがて日本の姉や妹から安否を気遣う電話が相次ぐ。テレビで大地震のニュースが流れているという。瞬時に日本までニュースが伝わるその早さに驚いた。

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   恒例の歳末助け合い募金活動に参加した。10年になる。日系スーパーの前で声を張り上げ募金をつのる。初めは恥ずかしいが、回数を積むと何事にも慣れるものだ。次第にどうしたら効果的に募金が集まるか、工夫するようになる。通り過ぎる人の目を一人ひとり捉え、一度に一人、誠心誠意

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   人は、「いかに生きいかに死ぬか」が人生最大の課題といえる。人の一生は、生まれてから人生という真っ白なキャンバスに「いかに生きるか」の絵を描き始め、「いかに死ぬか」で死を迎えて筆をおく。  武士道においては、特に「いかに死ぬか」が最大の命題で、

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   小さな座布団を二つに折ったような防災頭巾を、戦時下の日本を紹介する写真などで見たことはおありだろう。自分で作った経験をお持ちの読者さえ居られるかもしれない。当時は防空頭巾と言っただろうか、たいがいは地味な色合いの木綿布の綿入れ頭巾だ。

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 3月11日、東日本に発生した巨大地震は太平洋岸の湾岸各地に大津波を伴い、大災害をもたらした。  膨れ上がった海水は防波堤や防潮堤を見る間に乗り越え、車や巨大な船、建物を押しつぶし逃げ惑う人々を飲み込みながら押し流してゆく。