Browsing: 駐在員

磁針
0

   恒例の歳末助け合い募金活動に参加した。10年になる。日系スーパーの前で声を張り上げ募金をつのる。初めは恥ずかしいが、回数を積むと何事にも慣れるものだ。次第にどうしたら効果的に募金が集まるか、工夫するようになる。通り過ぎる人の目を一人ひとり捉え、一度に一人、誠心誠意

磁針
0

   ここ7、8年、毎年日本からシカゴを訪れて夏の2カ月余りを過ごすご夫婦がいる。  ご主人はかつて名うての企業戦士でカリフォルニアとシカゴで合計10余年駐在員暮らしをされたが、帰国後は傘下の企業の社長を務め、引退後は大好きなジャズを楽しむための海外旅行が多く、シカゴ滞在もそのひとつである。

磁針
0

   7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日だった。  国家の独立とは、主として植民地状態など他国の従属的立場にあった地域や民族が、その支配・圧政から離れ、新たな国家として成立することで、アメリカの場合、1776年7月4日に当時イギリスの植民地だった

磁針
0

   「今、畑から取ってきたばかり。おいしいよ。持って行きなさい」  立派なきゅうりやなすが並んでいる。彼は一回りもふたまわりも小さくなったが、目の奥は相変らず笑って光っている。  かつての企業戦士は会社を引っ張っていたあの情熱で、

磁針
0

   私がはじめて日本から外へ出たのは1969年で、企業の駐在員としてシンガポールへ行った時だった。日本では年初に東大安田講堂事件があり、また7月にはアメリカの宇宙船アポロ11号が人類初の月面有人着陸を果たした年だ。私がシンガポールに着任して

磁針
0

 世界中が大きな痛みを感じた大震災。被災地に家族・友人のおられる読者の心配はひとしおだっただろう。私たち夫婦も仙台の友人の安否を気遣った。  幸い自宅に被害の少なかった友人Mさんは、水産会社の駐在員家族として以前シアトルに長年暮らした。