リトル東京日本映画祭:巨匠3監督の作品を上映へ―杉葉子さんがゲスト出演

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「妻の心」から。三船敏郎(左)と高峰秀子

「妻の心」から。三船敏郎(左)と高峰秀子

 日本映画の巨匠、成瀬巳喜男監督の「妻の心」、市川崑監督の「プーサン」、今井正監督の「青い山脈」の3作品を上映する活動写真2009「リトル東京日本映画祭~日本の映画黄金期を振り返って~」が12月20日(日)午前11時から日米劇場で開催される。青い山脈に出演した杉葉子さんがゲスト出演し、当時の逸話を紹介する。イベントは海外日本映画祭主催事業として国際交流基金(ジャパンファウンデーション)ロサンゼルス日本文化センター、日米文化会館、在ロサンゼルス日本国総領事館が共催し、東宝の協力。
「プーサン」の1シーン。左が伊藤雄之助 

「プーサン」の1シーン。左が伊藤雄之助 

 上映の合間にロサンゼルス在住で女優の杉葉子さんを迎え、当時の映画撮影の様子や共演した名優、日本映画の巨匠たちのエピソードを語るトークセッションも設けられている。トークセッションは各上映の開始20分前に行われ計3回。日米文化会館アートディレクターの小阪博一さんがモデレーターを務める。
 「個性が強い」という3監督に育てられた杉さんは、三船敏郎や成瀬巳喜男、高峰秀子、原節子、池部良などと共演し「俳優さん女優さん、スタッフが一丸となりいい映画を作って世に送り出そうとがんばった」と、東宝の黄金時代を懐かしむ。巨匠監督の作品すべてをよき時代の「日本の心」だと表現し、「映画を鑑賞して青春時代を思い起こしてほしい」とより多くの来場に期待を寄せている。小阪さんは「昔の役者は凄みがあり、活動写真には何ともいえない味わいがある」と、魅力を説明した。
 チケットは一般10ドル、学生・シニアが8ドル、10人以上の団体が8ドル、日米文化会館会員は7ドル。電話213・680・3700。
 イベントの詳細は二瓶さんまで、電話213・621・2267。
「青い山脈」で池部良(左)と共演する杉葉子さん

「青い山脈」で池部良(左)と共演する杉葉子さん

▽午前11時30分 「妻の心」1956年東宝 104分
 監督―成瀬巳喜男 出演―高峰秀子、三船敏郎、杉葉子
 ごく普通の日常の中に静かに広がっていく夫婦間の波紋と、そこから湧き上がる微妙な感情を細やかに描いた名匠成瀬巳喜男監督作。
▽午後2時15分 「プーサン」1953年東宝 98分
 監督―市川崑 出演―伊藤雄之助、杉葉子
 市川崑の「才能」を一躍世に知らしめたのはこの作品であった。横山奉三の漫画を原作に、現代社会とそこでうごめく庶民の姿を、風刺コメディの形で完成させた逸品。
リトル東京日本映画祭にゲスト出演する杉さん(右)とモデレーターを務める小阪さん

リトル東京日本映画祭にゲスト出演する杉さん(右)とモデレーターを務める小阪さん

▽午後4時40分 「青い山脈」1949年東宝 87分
 監督―今井正 出演―原節子、池部良、杉葉子
 石坂洋二郎文学の大ヒット作である小説「青い山脈」を社会派監督今井正が映像化した作品である。同名の主題歌も戦後の歌謡史に残る国民的愛唱歌として、一世を風靡(ふうび)し、世代を超えて多くの人々に受け入れられた人気作品。

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