嵯峨さんと生徒がろうけつ染展:「手作りの良さ知って」

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展示場に並ぶ生徒の力作

展示場に並ぶ生徒の力作


 奈良時代に中国から伝来し、1300年の歴史があるろうを使った伝統的な染色法「ろうけつ染」をガーデナで指導する嵯峨正江さんと生徒による「ろうけつ染展」が11月14、15の両日、日米文化会館で催された。
洋服やスカーフの販売も行われた

洋服やスカーフの販売も行われた

 会場には、「富士山」「つばき」「桜」「ひまわり」「新緑」など、自然をモチーフにした彩り豊かな力作が展示されたほか、嵯峨さんがろうけつ染でデザインしたTシャツやスカーフ、ドレスなども展示販売された。来場者は、世界に一枚しかないデザインを求め、クリスマスのプレゼント用などに購入した。
 ろうけつ染は、和紙や布、革などに描いた絵の模様部分を、熱して液状になったろうで防染し染色する手法。アイロンでろうを溶かして取るまでどのような色に染まっているのか分からないため、「ろうを落とした時の感動が一番の魅力」と嵯峨さん。
 また、ろうけつ染の特徴として、乾かしたろうにひびを入れて染色する手法「クラッキング」があり、展示された作品にも、木の葉や木の枝などの繊細な模様として使われていた。
自身の作品「生きる」と嵯峨正江さん

自身の作品「生きる」と嵯峨正江さん

 嵯峨さんは、「(何でも既製品で手に入る世の中になり)手作りのよさが失われつつある」と悲しむ。「自分の手でアートを作り上げることは、人間性を高めることにもつながる。今まで目に留まらなかった庭の花や路地に生える草花に自然と目がいくようになり、ものの見方が変わるとともに、脳の活性化にもつながる」として、体験クラスへの参加を呼び掛けた。
 嵯峨正江さんによる「ろうけつ染教室」(17303 S. Dalton Ave. Apt 3, Gardena)は、毎週木曜日と第1、第3土曜日の午前10時から正午まで。また毎週火曜日午後1時から3時まではシニアクラスとなっている。
 1日体験入学も行っている。クラスに関する詳細および参加申し込みは嵯峨さんまで、電話310・538・5280。
【中村良子、写真も】

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