歌の仲間たちと共に:歌や踊り、趣向凝らし演出

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参加者全員による「上を向いて歩こう」の大合唱で会場は一体となった

参加者全員による「上を向いて歩こう」の大合唱で会場は一体となった

 歌のインストラクター新原由美さんと新原さんの教え子約30人が共演する歌謡ショー「歌の仲間たちと共に」が11月22日、ホリデーイン・トーレンスで開かれた。生徒はレッスンの成果を発揮し、ソロにデュエット、踊りなど趣向を凝らした演出で会場をいっぱいに埋めた約250人の観衆を魅了した。
 新原さんは、トーレンスで個人に、他3カ所でグループに教え、生徒に合った指導法で個性を伸ばしている。今年1年は、ショーに向け「気」をテーマに徹底指導に努めてきた。
 東京音楽大学で理論を学んだ新原さん。その後、五木ひろしや八代亜紀などと仕事をし、トップ歌手の音楽(芸)一筋の姿勢を見て刺激を受け感性を磨いた。新原さんの説く音楽での「気」とは、瞑想しながら無の境地で念を入れ歌に入って行くことをいう。個人の歌唱力が発揮できるのは、無心の中だけでできるとし、「プロの真似をしないで、アマチュアらしく飾らずピュアな心で歌って聴き手に伝えるように」と教えてきた。
「翼をください」をディエットする村田美代子さん(左)と朝倉志満子さん

「翼をください」をディエットする村田美代子さん(左)と朝倉志満子さん

 本番では、日米の40曲を披露。10代の参加が多く、若者が日米両国のポップスを歌ったほか、演歌や日本舞踊、ハーモニー、メドレー、デュエットなどバラエティーに富んだパフォーマンスで会場を沸かせた。毎年、売り上げから日系の非営利団体に寄付を行い、今年はソーテル日本語学園に1000ドルを贈った。
 ショーは新原さんと、今年で司会生活45周年を迎えた西タックさん・敬子さん夫妻が「初心を忘れないように」との思いで始め今年で15回目。企画から準備まですべて生徒やボランティアが行っており、「手作りのショー」と誇りを持っている。
 妥協を許さず生徒と向き合い、厳しく指導する新原さん。生徒に対し「今年1年、私に一生懸命着いてきてくれ、がんばってくれた。この歌の仲間たちを誇りに思う」と称えた。来年は4月頃にリサイタルではない演出を重視したステージを企画しており「音楽だけを使ったショーにしたい」と意欲を示している。【永田潤、写真も】
作曲家の故遠藤実を追悼するメドレー。左から福地ティナさん、背古ゲリーさん、井上みどりさん、村田真二さん、前本紀子さん

作曲家の故遠藤実を追悼するメドレー。左から福地ティナさん、背古ゲリーさん、井上みどりさん、村田真二さん、前本紀子さん

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