お正月イン・リトル東京:新年の門出盛大に祝う

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祝杯を挙げる関係者ら。左から3人目が半田・南加日商会頭、5人目が伊原総領事、テリー・ハラLAPD副本部長

祝杯を挙げる関係者ら。左から3人目が半田・南加日商会頭、5人目が伊原総領事、テリー・ハラLAPD副本部長

 「あけましておめでとうござます」というあいさつが方々で交わされ、めでたさに満ち溢れる小東京で元日恒例の「お正月イン・リトル東京」(南加日系商工会議所主催・半田俊夫会頭)がウエラーコートとジャパニーズビレッジプラザを舞台に催された。11回目を迎えた今年は一昨年から続く景気後退のあおりで、規模縮小を余儀なくされたものの大勢の参加者が集まり、餅つきや書き初め、獅子舞など正月文化に触れ、新年の門出を盛大に祝った。
ボランティアに助けられ餅をつく少女

ボランティアに助けられ餅をつく少女

 「日本晴れ」となった小東京の初空をLAPDのヘリコプターが旋回して祝福し開幕。来賓ら8人が日系社会で今年最初の鏡割りをし活気づけた後、日本文化を中心にした各種パフォーマンスが両会場で繰り広げられた。
 太鼓や琴、三味線、民謡、日本舞踊など伝統芸能の各社中が美しい音色と張りのある声を披露し観衆を魅了すると、少林寺拳法や剣道などの武道が寒げいこのような気合いの入った妙技で会場を沸かせた。米国書道研究会の中村達司理事長は書き初めの模範実演で、今年の干支「寅」を極太の筆を駆使し豪快に揮毫。枠の中から今にも飛び出しそうな迫力のある作品に大きな拍手が送られた。
 二世週日本祭の女王とコートは紅白餅を撒いてイベントに花を添え、ステージ脇では子どもたちが折り紙、ミニ凧作り、餅つきに熱中し、正月・日本文化を満喫。会場には日本髪を結って簪(かんざし)を刺し艶やかな晴れ着を着た女性や凛々しい羽織袴姿の来場者が多く見られ、正月情緒が漂った。
今年の干支「寅」を揮毫する米国書道研究会理事長の中村達司さん

今年の干支「寅」を揮毫する米国書道研究会理事長の中村達司さん

 イベントは、日本に馴染みの薄い日系の若い世代や他人種に日本の正月文化を紹介するとともに、小東京周辺の町の活性化を目的とする。毎年盛況を収め、以前は元旦は閉めていた店も今では開店するようになり、経済効果も挙げている。継続には企業からのスポンサーが頼みの綱とし今年は不況により激減したものの、何とか開催までこぎ着けたという。資金不足で広告が遅れたが、例年並みの人出で賑わい小東京の恒例行事として認知されたことを実証した。
 半田会頭は「切り詰めて、知恵を出し合い工夫してコミュニティー全体でもり立てて仕上げた」と説明。「日系人と日本人が文化の紹介と小東京の活性化のために力を合わせた成果」であると強調し、イベントの成功に胸を張った。今年の抱負として「日系社会のプラスになる活動を続け、会員にベネフィットのある南加日商にしたい」と述べた。【永田 潤、写真も】
子どもたちに大人気の獅子舞(写真右)と松豊会による民謡(同左)

子どもたちに大人気の獅子舞(写真右)と松豊会による民謡(同左)


二世週祭の女王とコートらによる餅まき

二世週祭の女王とコートらによる餅まき

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