南加福島県人会:福島研修体験記を報告、子弟受入事業に2人参加

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新年会に集まった南加福島県人会会員と来賓


 南加福島県人会(リチャード・渡辺会長)は17日、「2010年新年総会および新年親睦会」を、ガーデナの中華レストランで催し、南加日系商工会議所の半田俊夫会頭や南加県人会協議会の宮崎マック会長らを来賓に招き、久し振りに顔を会わす会員らとともに新年を祝った。
 昨年は、県と北米福島県人会とのさらなる友好親善を目的とし、県庁が2週間の「北米福島県子弟受け入れホームステイ事業」を実施。南加福島県人会から紙本健一さん(21)と智子さん(17)の兄弟が選ばれ、北加とハワイからの6人とともに「故郷福島」を肌で感じた。
 この日、あいにく欠席となった2人に代わり、渡辺会長が研修内容と2人の体験記を報告。健一さんは、「日本の見方が変わった」と感動。「鶴ヶ城のツアーでは、その歴史や文化の深さを学び、今まで以上に自分を日本人として感じ、次世代の人にも伝え広める必要性を実感した」と振り返った。研修後健一さんは、3年前に辞めた剣道を再開、またロングビーチ日系コミュニティーセンターで日本文化を教え始めたという。
 一方智子さんは、「2週間の事業を通じ、日本の歴史や文化、また国の美しさを再認識した」と振り返り、特に築地見学や農業体験、また五色沼などを印象的な体験として上げた。さらに、着物を着た体験も忘れられないとし、「浴衣との違いや、着物のさまざまな着方やそれぞれの意味、また作法なども教わり、とても有意義な体験だった。日本の若者が伝統文化や芸能から離れてしまっていることはとても残念だ」と述べた。
 渡辺会長は、同事業の成功を喜ぶとともに、県が今年も実施を正式に発表すれば、南加からまた研修生を推薦したいと述べた。

大日本農会からの受章を報告する小山信吉さん(中央)。右が渡辺会長、左端は星前会長

 この日はまた、昨年12月に大日本農会(総裁・桂宮宜仁親王殿下)から「緑白綬有功章」を受章した小山信吉さんが賞状とメダルを持参、会員らにあらためて報告した。同県人会会員の受章は、1960年の国府田啓三郎さんはじめ、24人目となる。
 小山さんは、「受章のきっかけは、昨年亡くなったリチャードのお父さんで元会長の渡辺さんの推薦のお陰。今となっては、『県人会のため、また日系社会のためにもっと頑張れよ』と遺言をいただいたような気がする」と、コミュニティーのためにさらに努力を約束した。

映画「Samurai of Gold Hill」の紹介をするブライアン・マエダ監督

 またこの日、「Music Man of Manzanar」の監督を務めたブライアン・マエダ氏が出席。3年前に福島県を訪れ、日本からアメリカに初めて渡った若松コロニーとおけいの歴史に感銘を受け、伝え広める必要性を実感。映画「Samurai of Gold Hill」の上映実現を目指し、会員らに内容を紹介、スポンサー協力などを呼び掛けた。詳細はホームページで―
 www.samuraiofgoldhill.com
 就任2年目となる渡辺会長は、昨年掲げた目標「コミュニティーサービス」と「資金集め運動」を引き続き進めて行く意向を明らかにし、会員らに協力を求めた。
 食後は、ココ・細田さんらによるマジックショーとビンゴゲームで盛り上がった。
【中村良子、写真も】

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