米国版紅白歌合戦:紅組、2年ぶり勝利の美酒

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優勝決定の瞬間。歓喜する紅組(左側)と無念の表情を見せる白組

優勝決定の瞬間。歓喜する紅組(左側)と無念の表情を見せる白組

 南加日系社会に新春の訪れを告げる第39回「米国版紅白歌合戦」が3日、小東京の西本願寺別院で催され、紅組が逆転優勝を飾り2年ぶり勝利の美酒を味わった。紅組は前半の劣勢を実力者で固めた後半に跳ね返し、「(白組に)預けただけ」という深紅の大優勝旗を奪い返した。
各組のとりを務めるチャンバレン・ルミさん(写真上)と藤田茂さん(同下)

各組のとりを務めるチャンバレン・ルミさん(写真上)と藤田茂さん(同下)

 多くのカラオケ愛好家に支えられ根強い人気を誇る伝統の紅白歌合戦は、今年も約750人がぎっしりと埋め「満員御礼」。紅白それぞれ16人の歌手が晴れの大舞台にふさわしい衣装で決め登場。日頃鍛えた自慢ののどと歌に合わせた振り付けで大観衆を魅了し熱戦を繰り広げた。舞台セットも本格的。今年の干支の「寅」を描いた背景画や門松、ドライアイス、紙吹雪を駆使した。
 各組の応援合戦は、今年も抱腹絶倒。趣向を凝らした演出で自軍を盛り上げ、両チームが歌と寸劇を披露、ヒーローの虎が敵軍に見立てた悪党を征伐し必勝を期すもの。白組はまた、「赤とんぼ」のコーラスで「白とんぼ」などと歌詞をもじり、笑いの渦を巻き起こした。
 昨年、同別院に赴任した安孫子洋輪番にとって今回が初の紅白。北カリフォルニアにいた若い頃からその盛況ぶりは知っており、わくわくしてこの日を待っていた。人一倍大きな声援を送り、時にはうっとりして見入った。涙したのは、熊本を歌った演歌を聴き、同県出身の亡くした親友を思い出したからだったという。「想像していたよりもよかった。とても楽しかった」と、興奮気味に話した輪番。紅白を開催した実行委員とボランティアに敬意を表し「暮れと正月をほったらかしにしてがんばってくれた」と活躍を称えた。【永田 潤、写真も】
虎の着ぐるみを着て白装束の悪党を退治する赤組の寸劇

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「夕やーけ、小焼けーの『白』とーんーぼー」と声を合わせる白組グリークラブ

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