今日庵・裏千家淡交会:松本宗静さんに茶道文化賞

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(右から)中村義明さん、松本宗静さん、鵬雲斎大宗匠、臼井史郎さん


 今日庵(京都市上京区)と茶道裏千家淡交会はこのほど、国内外における茶道文化の普及・発展に顕著な功績を収めた人を顕彰する「第8回茶道文化賞」に、ロサンゼルスの松本宗静さん(90)が決まったと発表。2月26日に京都市内で開催された「淡交会全国総会」の席上、松本さんらに褒賞状と楯、記念品が贈呈された。
 ハワイ出身の松本さんは、1941年に裏千家茶道に入門。47年ロサンゼルスに帰米し、第二次大戦後の混乱の中、自宅に本格的な茶室を作り茶道を続けた。
 51年6月9日に裏千家淡交会ロサンゼルス支部が発足したのを機に、日米両国の友好交流を促進させるため、積極的に全米各地で茶道の普及・発展に貢献した。
 同支部で松本さんが指導した弟子、孫弟子は300人を超え、90歳となった現在でも、週5日、80人の弟子に熱心な指導を続けている。
 授賞を受け松本さんは、「私1人ではできなかったこと。ロサンゼルスの日系社会、また米国社会、そして出会った皆さまお一人お一人のご協力があったからこそ」と述べ、同賞で得た賞金などは、日系社会にお礼として寄付したいと話した。
 裏千家淡交会ロサンゼルス支部は来年2011年、発足60周年を迎える。松本さんは、「ロサンゼルスに普及したこの伝統を永遠なものにするため、次世代に伝え広めていかなければならない」と、精力的に語った。
 茶道文化賞の他、茶道文化振興賞に数寄屋大工の中村義明さん(63)=京都市=、特別功労賞に著述業の臼井史郎さん(90)=同=がそれぞれ選ばれた。【中村良子】

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