神奈川県人会:英語中心から日英両語へ、日本語話す会員増える

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 南加神奈川県人会(フランク・川瀬会長)は14日、恒例の新年会をトーレンスのレストランで催した。今年は、「ネームタグの採用」「英語中心から日英両語に移行」「日本語テーブルの設置」「神奈川県を紹介するDVD放映」など、会員数減少対策として多くの動きが見られ、5人の新会員を迎えた。この日はまた、同会で10年以上会長を務め、日系社会にも大きく貢献、昨年10月に亡くなった遠藤宏さんの家族を招き、新年会を遠藤さんはじめ、先亡者へ捧げた。

「万歳」のかけ声に合わせ乾杯する参加者


 神奈川県人会は、会員の大多数が3世など英語を話す会員で占めているため、長年英語のみで進行、県とのつながりも希薄だった。しかし、日本語を話す武市さんが会長に就任した5年前、「日本語を話す会員にも多く参加してもらおう」と、日英両語でイベントを開催、県庁とも積極的に連絡をとるようになった。

あいさつする川瀬会長


 昨年就任した3世の川瀬会長も、武市前会長の努力に賛同。「自分は英語のみだが、周りの協力を得て、日本語を話す人にも会を楽しんでもらいたい」と昨年、抱負を語っていた。その結果、今年は日本語テーブルを設置。15人ほどが集まった。また、ネームタグを採用したため、会員同士名前で呼び合うことができ、会場に随時放映されていた神奈川県を紹介するDVDでは、日本を訪れたことのない3世会員から「魅力的な場所だ」と好評だった。
 川瀬会長は、「はじめは言語の壁があり、県庁との連絡も大変だったが、今ではメールを訳してくれる人がいて、とてもスムーズに会話ができている」とし、観光業に力を入れる神奈川県から英語で書かれた観光ガイドや神奈川を紹介するDVDなどが送られてきたという。
 また、米国社会に貢献する会員を表彰したいと県庁から申し出があり、川瀬会長は、建築家としてさまざまな功績を残してきている武市前会長を推薦。近々表彰状が送られると発表した。
 この日新会員となった1人で川崎市出身の清恵・クラインさんは、ビッグベアからの参加。末っ子の娘さん(14)がヒップホップグループ「Ajuku Girls」の1人で、ダンスレッスンやリハーサルなどで毎週末ロサンゼルスに来ることから、「日系社会とかかわりを持ちたい」と初参加。「とってもエネルギーのある会で、笑いも絶えず、友達もできて楽しかった」といい、川瀬会長からは、「日本語グループを代表して」とさっそく役員に抜擢された。
 また、夫婦で初参加したのはガーデナ在住、箱根出身の勝俣靖夫さんと京子夫人。武市前会長と同じ高校出身とあり、以前から同会への参加を促されていたが、「先月リタイアしたのを機に、人と人との付き合いを楽しみたいと思い参加した。日本語テーブルもあり、皆明るくて楽しかった。ピクニックが待ちきれない」と、親睦を深めた。
 同会は、4月10日(土)にカジノツアー、7月11日(日)にトーレンスのウィルソン公園でピクニックを予定している。日本語での詳細は武市さんまで、電話626・588・2660(平日)、323・258・2841(週末)。【中村良子、写真も】

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