南加庭園業連盟:ハーブの育て方教室開催、庭師ならではのコツを伝授

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ハーブの育て方を説明する南加庭園業連盟コープの新垣安徳会長(左)


会場では格安でハーブの販売も行われた


 南加庭園業連盟(SCGF、ブライアン・山崎会長)は4月25日、「ハーブの育て方」と題した無料セミナーを小東京の連盟会館で催した。会場には、植物を熟知した庭師にコツを伝授してもらおうと、老若男女約50人が集まった。
 セミナーを前にあいさつに立った小山信吉前会長は、連盟に足を運んだのが初めてという人が大多数を占める中、創立55年の歴史を紹介。当時いた6000人のメンバーが資金を出し合い同会館を建てたと紹介すると、会場からは感嘆の声が漏れ、「日本人のガーデナーがそんなにいたとは知らなかった」などという声が聞こえた。
 セミナーは、同連盟コープの新垣安徳会長が、ガーデナーという立場からみたハーブの育て方を説明。「本などにはいろいろ細かく書いてあるが、ハーブだからと言って神経質になる必要はない。基本的に他の植物の育て方と違いはない」と話した。
 新垣さんは、「ラベンダーのいい香りを長く保ちたければ水を上からかけない」「バジルの鉢植えを購入する時は、容器の大きさに比例する葉がついたものを選ぶ」(葉が生長し過ぎたものは、鉢の中で根が巻き付いているためすぐに枯れてしまう)「バジルの葉をちぎる時は茎の根元から。また上の葉から使うことで、下に生えている小さい葉が生長できる」「ミントは雑草と同じで放っておいても育つ」「セージはミツバチを寄せ付けるので、プールの近くは避ける」「ローズマリーは枯れた部分を切らないと生長しない」などと説明。会場には、真剣にメモをする参加者の姿が目立った。

鉢の植え替えを披露する参加者の好子・レイビンさん

 この日初めて連盟に来たというトーレンス在住の恵利子・ウィリアムスさんとウエストロサンゼルス在住の安藤康子さんは、「はじめはもっとハーブについて詳しく説明があるのかと思ったが、ハーブもその他の植物と同じように育てるという現役の庭師さんならではのアドバイスが聞けて良かった」「毎回2年目に枯れてしまうのでなぜかと思っていたが、剪定の仕方や葉のちぎり方が間違っていたと今日分かった」と話した。
 またこの後の質疑応答では、「直接地面に埋めるのと鉢植えとどちらがいいのか」との質問に対し、「どちらでも構わないが、鉢植えの方が太陽の動きに合わせ簡単に移動できるという利点がある」とアドバイスした。
 最後に披露された鉢の植え替えのデモンストレーションでは、「鉢は、プラスチック製よりも水を吸収する素焼きが好ましい」といい、また「土を入れたらコブシで押して土を固める。空気が入っていると水をやった時に土が下に落ちていってしまう」などアドバイスした。
 SCGFでは、「想像以上の人が集まり驚いている」といい、また同様な無料セミナーを行いたいと話した。【中村良子、写真も】

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