JACLと南加日系婦人会「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」:4人の功績称える

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(右から)受賞者の小田さん、ノボリさん、柴さん、新川さん。左端は南加日系婦人会の柴洋子会長


 日系市民協会(JACL)ロサンゼルス・ダウンタウン支部と南加日系婦人会は16日、日系女性功労者を表彰する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の受賞者4人を招き、キョウト・グランドホテルで表彰式を開催。JACLのジョージ・キタさんの司会の下、それぞれの長年にわたる功績を称えた。
 今年度ウーマン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは、カツコ・テルヤ・新川さん、マーリン・ノボリさん、ナンシー・協子・小田さん、グレース・柴さんの4人。この日会場に集まった受賞者の家族や各日系団体の会員約310人が、4人のボランティア精神と助け合い精神にあらためて感謝した。
 JACLメンバーのロドニー・ナカタさんが、同じく沖縄系の新川さんを紹介。新川さんは、長年における沖縄琴の教育と保存に努め、全米の多くのイベントで演奏。その功績が称えられ、ワシントンDCのスミソニアン博物館から感謝状が、またさまざまな芸術基金から助成金が授与されるなど、米国内の沖縄琴普及に尽力している。
 ユナイテッドメソジスト教会のキャレン・フェイ・ラモス・ヤング牧師が、同教会メンバーでもあり、長年の友人でもあるというノボリさんを紹介。ノボリさんは、がん患者専門栄養士であるだけでく、糖尿病や社会復帰プログラムにも従事。また愛娘愛子さんを自殺により亡くした経験から、24時間自殺予防センターや自殺未遂グループ、遺族グループなどでボランティアを続ける。
 サンファナンドバレー日系会館のカール・信行会長が、40年にわたり同会館の会員で、現在理事を務める小田さんを紹介。現在はノースハリウッドのマリース・センダック小学校の校長を務め、子供の教育に力を注ぐ。09年にはトム・ラボンジ議員からパイオニア女性として表彰を受けるなど、その貢献は日系社会のみならずロサンゼルス全域にわたる。
 元上司で学生時代からの友人であるギャリー・デービスさんが柴さんを紹介。ボランティアとして日系社会で広く活躍する両親の下に生れた柴さんにとって、コミュニティー・サービスは幼少のころから生活の一部。物心ついた頃から積極的にボランティア活動に励み、USC、日商、日米協会、二世週財団、JACLなど、数々の団体で活躍している。

代表であいさつする柴さん


 受賞者4人は、JACLロサンゼルス・ダウンタウン支部と南加日系婦人会、またロサンゼルス郡、ロサンゼルス市オフィスなどから感謝状が授与された。
 代表であいさつに立った柴さんは、さまざまなコミュニティーイベントで司会を務めていることから、「表彰される立場に立つのは不思議な気持ち。まさか自分がこちら側に立つ機会をもらえるとは思ってもいなかった」と謙遜。受賞者をあらためて紹介した後、「それぞれ違った分野で活躍する私たちを結びつけているものは、コミュニティー・サービスへの情熱」だと述べ、これもひとえに周りの人の協力があって実現するものだと、集まった人々に感謝した。
 JACLロサンゼルス・ダウンタウン支部と南加日系婦人会によるウーマン・オブ・ザ・イヤーは、1963年から今年までに、計151人の日系女性功労者に授与されている。
【中村良子、写真も】

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