「OC介護ホームズ」ラグナヒルズにオープン:みそ汁の飲める、文化理解したサービス提供

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 ラグナヒルズの閑静な住宅街に今月、日本人が運営する州認定のレジデンスホーム「OC介護ホームズ」(22322 Savona)がオープンした。「きめの細やかさ」「ちょっとした心遣い」「思いやり」「高齢者を敬う心」などといった、日本の文化を理解した繊細なサービスを24時間、日本語で提供するだけでなく、お米やみそ汁、納豆といった日本食も食べられるレジデンスホームとして、現在注目を集めている。【取材=中村良子】

「OC介護ホームズ」の一室


 「OC介護ホームズ」は、3000平方フィートのリビングスペースの二階建て一軒家。一階にある全5部屋は、介護を必要としない60歳以上の高齢者から、認知症患者や終末期ケア(ホスピス)まで、すべての身体条件の高齢者受け入れが整っている。加齢とともに変化する身体状況に応じて住居を移動する必要もなく、日本語でゆったりと日々の生活を満喫できるのが、ここOC介護ホームズの特徴だ。
 
 「個々にベストな介護を」
 

まるで自宅にいるような気分にさせてくれる「OC介護ホームズ」


 運営するのは、オレンジ郡日系協会(OCJAA)の会員、小谷洸弘さんとエドナさん夫妻。介護士の資格を持つフィリピン系のエドナさんは、14年間の日本在住経験を通じ、日本語を流ちょうに話すだけでなく、日本文化や日本食にも理解がある。
 「単なる介護ではなく、入居される個々にとってベストな介護を心がけています」と小谷さんが述べるように、入居者に集団生活を求めるのではなく、それぞれ個人が心地よく生活できる環境を提供するよう努める。
 入居の際には、①入居者本人/家族/友人②主治医③OC介護ホームズの3者により、入居者の生い立ちや生活環境、性格、病名、症状、薬の有無などを把握した上で、それぞれの入居者にとって最適な入居プログラムを作成する。
 OC介護ホームズで提供されるサービスに含まれる主なものは、▽部屋▽1日3食の食事(うどんや納豆などといった特別リクエストにも応える)▽スナック▽車の手配や送迎▽それぞれの健康状態に応じた介護▽日本語テレビ▽コンピューター▽日本語新聞―などで、要望があれば日帰り旅行やマーケットへの買い出し、また折り紙やビーズ作りなどといったアクティビティーも提供できる。
 
 入居者の条件
 

ゆったりとくつろげる裏庭


 入居は、60歳以上であれば介護の有無にかかわらず誰でも可能。全5部屋あるうち、2部屋は一人部屋のホスピス用としても使用可能な部屋。また残り3部屋のうち、一部屋は2人用となっており、夫婦や兄弟姉妹などでの入居も可能だ。その3部屋にはトイレが付いており、共有のリビング・ダイニングルーム、介護バス付きのバスルーム、そしてキッチンがある。
 州の社会福祉局で定められた厳しい安全基準に添って建てられているため、各部屋と廊下にはスプリンクラーの設置はもちろん、認知症患者などの安全確保のため、各部屋と廊下、また玄関などにセンサーが設置されており、入居者が部屋を出入りしたことが確認できる。
 OC介護ホームズでは、見学希望者を受け付けている。詳細および予約申し込みは洸弘さんまで、電話949・943・0834またはEメールで―
 [email protected]
 また、介護士やボランティアも募集している。詳細はエドナさんまで、電話949・701・3049またはEメールで―
 [email protected]

 
OC介護ホームズ
22322 Savona
Laguna Hills, CA 92653
949-215-5741
Eメール
[email protected]
ホームページ
www.OCKaigoHomes.com

 
オレンジ郡初、日本人運営のレジデンスホームをオープンさせた小谷洸弘・エドナさん夫妻
 

小谷洸弘・エドナさん夫妻


 「老齢化や介護を十分に理解した上で、入居される一人ひとりに敬意をもって、ベストな介護を提供することを心がけています」―
 駐在員としてアジア圏や北米などさまざまな国での生活を経て、07年に退職。昨年、子供たちが住むオレンジ郡へ転居したのをきっかけに、OCJAAの会員となった。
 同協会が取り組むさまざまな社会福祉やボランティア活動に積極的に参加し、日系史を学んだ。日系社会のパイオニアや敬老ヘルスケアのショーン・ミヤケ代表などと話をする中で、「オレンジ郡にも高齢者をケアする日系施設の必要性を強く感じた」。
 エドナさんが介護士の資格を持ち、また親族が北加やネバダ州でレジデンスホームを運営していることから、OCJAA会館で毎月第3土曜日に開かれる「介護する人たちの集う会」の河内博幸代表から、「オレンジ郡にもぜひ、日本語の通じるレジデンスホームをお願いします」との要望を受けた。
 エドナさんは、「フィリピンでは、家族や近所同士が助け合うのが当たり前の光景。コミュニティーが違っても、お世話になっている人へのケアは当然のこと。3人の子供の世話も終わったし、ぜひ、コミュニティーの方のお世話をさせていただきたい」。
 事はトントン拍子に進み、オレンジ郡初の「みそ汁の飲めるレジデンスホーム」として今月、オープンした。

 

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1 Comment

  1. I would like to thank OC Kaigo Homes for the great care they provided my wife. They provided Japanese food, NHK TV and a very clean & comfortable environrment with all the assistants that she needed. I highly recommend OC Kaigo Homes.

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