南加神奈川県人会ピクニック:日系・日本人の連帯強まる、武市さんに県知事から表彰状

0

会場にかけられた二世週祭の七夕とバナー


 南加神奈川県人会(フランク・川瀬会長)は11日、恒例のピクニックをトーレンスのウィルソン公園で催した。3世、4世、5世、新1世、また日本人や非日系人ら約200人は、世代や人種を超え、「神奈川県」という共通点を通じ「大家族ピクニック」を満喫した。

県庁から表彰状を授与された武市さん(中央)。左は川瀬会長、右は幹部のクラインさん


 あいさつに立った3世の川瀬会長は、「今年も多くの人が集まり、ピクニックを開催できることを嬉しく思う」と述べるとともに、「われわれ日本語を話さない日系人にとって、日本や日本文化、また自身のルーツを学べる場はもはや、県人会のみとなってしまった」と、同会の存在の貴重さを強調。存続の重要性をあらためて訴えた。
 この日は、建築家としてさまざまな功績を残し、また前会長として同会に多大なる貢献をした武市武さんに、松沢成文・神奈川県知事から表彰状が贈られた。
 3世など英語を話す会員がほとんどを占める神奈川県人会は、日本語を話す会員も増やそうと、新年会の席で川崎市出身の清恵・クラインさんを幹部に抜擢。その甲斐あり、ピクニックも日英両語で進行、日本語を話す会員も急増した。
 渡米前、横浜市に10年以上住んでいたというトーレンス在住のハッピー・水谷さんは、まもなく創立100周年を迎える南加岐阜県人会の会長を務める。「今年で102年を迎える先輩神奈川県人会からいろいろと学べれば」とこの日、初参加した。水谷さんは、「神奈川県は東京などとさほど変わりなく、特に目立った文化があるわけでもない。にもかかわらず、これだけ多様な人が『神奈川』という絆でつながっていて、とても驚いた。これからその秘訣をさらに探り、ぜひ岐阜県人会にも生かしていきたい」と話した。
 また、川瀬会長の弟のレイさんは、「県人会のイベント参加は1世から代々伝わる家族の伝統」といい、「日本や日本語を知る1世や2世がいなくなり、異人種間結婚が多くなった今、世代や人種を超えわれわれメンバーを結びつけているものは、『神奈川県』というキーワード。県庁とのつながりを保たなければ、日本とのつながりも薄れてしまう」と述べた。

バルーンアーティストから「剣」をプレゼントされる会員


 ピクニックでは、前日からつけ込んだBBQに会員それぞれが持ち寄った品が並び、食後は3世代皆が子供に戻り、ミニ運動会を楽しんだ。
 同会は会員を募集している。英語での問い合わせは川瀬会長まで、電話714・990・5699またはEメール―
 [email protected]
日本語での問い合わせはクラインさんまで、電話951・217・6455またはEメールで―
 [email protected]
【中村良子、写真も】

Share.

Leave A Reply