山火事季節の到来、要注意:カーン郡で40棟全焼

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 ロサンゼルス郡の北方約70マイルに位置するカーン郡で26日から27日にかけて2カ所で山火事が発生し、これまでに約40棟が全焼し、少なくとも150棟以上が危険にさらされている。付近一帯の住民約2300人が避難しており、28日午後1時現在の鎮火率は25%で、火の手はまだ広がりを見せている。
 最初の山火事は26日、カーン郡北部セコイア国立森林公園で発生。この山火事で約1万5600エーカーが焼きつくされ、住宅8棟が全焼した。
 また27日午後2時過ぎには同郡テハチャピから10マイル南に位置するオールド・ウェスト・ランチでも山火事が発生。1400エーカーが燃え、30〜40棟を全焼。山間の小さな町で150棟が今もなお山火事の恐怖にさらされている。この2カ所で発生した山火事は同郡の山稜地帯およそ26平方マイルの森林を焼き尽くした。
 消火作業には他都市・郡からも約800人の消防士が集められ、夜を徹して1230エーカーにも及ぶ消火活動が行われた。幸いにして今の時季は朝晩が涼しく気候も穏やか。しかし日中は強風が吹く恐れもあり、風向きが火の広がりを促進させる危険性があるとみて当局は周辺住民に注意を促している。
 特にテハチャピ付近では険しい地形の丘陵斜面を風が吹き抜けるため、火の手が拡大し、大きな炎を発生させやすいと気象予報士らは指摘している。
 この山火事の複数の目撃者の話によると、発火から30分以内に火の手は素早い勢いで広がり、乾燥した丘の草木を焼き尽くしていったという。
 シュワルツェネッガー州知事は27日、カーン郡に対し非常事態宣言を発令。避難を余儀なくされた住民たちは不安を募らせている。
 カーン郡の山火事のほか、28日までに州北東部の山間地帯で落雷などにより150カ所以上で火災が発生しているが、いずれも大事には至っていない。

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