LAX:全身透視検査装置を本格導入へ

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 ロサンゼルス市当局と空港職員は20日、搭乗客の衣類を透視して武器や爆破装置などを検知できる全身透視検査装置を導入することに前向きな姿勢を示した。
 ラピスキャン・システムズにより作られたこの装置は、最新の画像技術を応用することにより、搭乗客に触れることなく金属製凶器だけでなく非金属製の爆破物質類などをスクリーン上に映し出すことが可能。
 ロサンゼルス国際空港(LAX)を運営する市の機関、ロサンゼルス・ワールド空港広報担当官のアルバート・ロドリゲス氏は「空港ではこれまで、トム・ブラッドリー国際線ターミナルと第6ターミナルでこの装置の原型となる検査装置を使っていたが、今日からこの新装置を第6ターミナルに追加設置する」と発表した。費用は連邦政府の緊急景気対策費によって賄われる。
 連邦運輸保安局によると、衣類の下に隠しているかもしれない武器などを探知するため、搭乗客はセキュリティーの入り口で低レベルのX線を受け、これにより体の線を映し出して不審物などを検知する。
 映し出される画像はチョークで描かれた絵と同じような輪郭線のイメージで、誰の身体かまったく分からないとしている。画像は保存されず、転送や印刷されることもなく、確認した後は直ちに削除されるという。
 また、画像の確認はセキュリティーの入り口にいる職員ではなく、隔離された場所にいる職員が行うため、「テクノロジーによるプライバシー侵害」も防げると治安当局は強調している。
 この装置の使用は、基本的に保安職員が搭乗客の衣服の内側を「見る」ため、検査は任意で実施される。この検査を拒否する搭乗客は別の検査を受けることになるが、これには直接肌に触れて行う検査も含まれている。
 運輸保安局は、すでに米国内38カ所の空港に134基の透視画像検査を採り入れており、年内に450基を追加する予定だ。オバマ大統領の2011年度予算案では、さらに500基の装置を購入する意向を示している。

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