二世週祭アワード・ディナー:2個人と3団体が受賞―日系社会の発展に尽力

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個人、団体の受賞者と二世週女王とコートら。前列左から4人目が菊地さん、右隣りが長洲さん

 南加の日系社会発展のために尽力した個人と団体を称える二世週日本祭の「アワード・ディナー」が16日、キョウト・グランドホテルで催された。来賓に伊原純一・在ロサンゼルス日本国総領事、ジャン・ペリー・ロサンゼルス市議、大倉雄一・JBA(南カリフォルニア日系企業協会)ダウンタウン部会副会長などを迎え、参加者約200人が各受賞を盛大に祝った。

謝辞を述べる菊地さん

 受賞者は、個人ではグランドマーシャルに二世週祭で長年にわたり音頭実行委員長を務め、紅白歌合戦も主催するなど日系芸能界をけん引してきた菊地日出男さん、パレードマーシャルはフィギュアスケート2008年度全米女王でバンクーバー五輪4位の長洲未来さんの2人。地域団体表彰は、「アメリカン航空」「日系フェデレーション」と「オレンジ・カウンティー・三世シングルズ」の3団体が受け、賞状が授与された。
 田村勇人二世週祭実行委員長があいさつし、各受賞者の活動を紹介。多大な社会への献身を称え、受賞への祝意を表した。来賓各人が祝辞を贈り、栄えある賞に輝いた個人と団体の代表が謝辞を述べ、さらなる社会貢献を誓った。
 グランドマーシャルの菊地さんは、「典型的な帰米二世」と自己を紹介した。日米開戦により両国の狭間で生きた波瀾の半生。米国政府への忠誠を保留したため、他の人よりも長く強制収容され社会復帰が遅れた。出所後は、日系社会で、特に日本文化・芸能の分野で優れたリーダーシップを発揮。二世週祭では音頭委員長を昨年勇退し、紅白歌合戦では収益の一部を二世週財団に寄付し続けている。
 15日のグランドパレードでは、孫3人と一緒にオープンカーに乗り「いい思い出になった」と喜んでいる。授賞式には、世話した踊りや民謡、カラオケなどの団体から多くが参加し祝福した。
 来年の元日に米寿(88歳)を迎えるというが、二世週祭に掛ける情熱は人一倍強く「二世ウィークのためにこれからもがんばりたい」と、さらなる貢献に意欲を示し「二世ウィークにかかわることで、若さを保つことができる」と述べ、会場の笑いを誘った。
 長洲さんは日系社会の期待を一身に背負い、2月のバンクーバー五輪で4位入賞を果たした。日本人の両親に育てられ日米のよさを知っており、日米両文化を融合させた二世週祭を「すばらしい」と称賛した。同賞選出を光栄とし、母育子さんとパレードに参加しオープンカーから沿道の観衆の声援に応え「おもしろかった」と振り返った。21日午後1時半開催の「ギョーザ早食い競争を見てみたい」と話した。【永田潤、写真も】

今年度二世週祭女王とコートと談笑する長洲未來さん(右から2人目)

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