青森の三上さん:「ねぶた」が縁で結婚―囃子保存会が「ラッセラー」で門出祝う

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右後方の「教え子」に見守られ、とどこおりなく式を挙げた新郎と新婦

 青森市から昨年5月、来米し青森県人会(奈良佳緒里会長)のねぶた囃子保存会に演奏を指導した三上勝司さんと齊藤香奈子さんが再来米し12日夜、小東京の教会で結婚式を挙げた。両人は、保存会を教えたことで交際をスタート。「教え子」約30人が、おめでとうの代わりに囃子方が上げる雄叫び「ラッセラー」を連呼し、「先生2人」の門出を盛大に祝った。

ねぶた実行委員会顧問の米田昭正さん(左)にエスコートされ、バージンロードをゆっくりと歩く花嫁の齊藤香奈子さん

 交際を温め「今年中に一緒になれたらいいね」と話していた2人。だが、二世週祭のねぶたパレードに合わせて婚礼を早めた。会場は、ねぶたフロートの基地、思い出のセンテナリー合同メソジスト教会。挙式は、来年の二世週祭実行委員長に就任予定のマーク・ナカガワ牧師の司式でドラマチックに執り行われた。
 「三上さんの指導で上手くなった」と恩に着るメンバーは、2人の仲を取り持った格好となったことを喜んでいる。また、団結にもつながったこともうれしい。 
 奈良会長は、一般の結婚式の参加者の半数が義理で来ていると指摘する。だが、「今日はみんなが心から祝福し、みんながハッピーになれた」と感極まった様子。前会長の豊島年昭さんは「結婚したことで、メンバーみんなが親戚になれた」と表現し、皆が同調した。
 幸せいっぱいの2人は、青森で同じ囃子会に属しており「普段は、ねぶたとハネトをはやしたて盛り立てているが、今夜はみんなにはやしたてられた。とてもうれしい」と満面の笑みを浮かべながら話した。
 披露宴で2人は、笛と鉦の模範演奏を披露して自らの船出に花を添えた。メンバーは「ラッセラー」と掛け声を勇ましく上げ士気を高め、直前に迫ったパレードに弾みをつけた。【永田潤、写真も】

レセプションで笛の模範演奏を披露する新郎と新婦

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