オ郡日本文化協会:35周年記念し文化祭―展示や実演、好演技で参加者400人魅了

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裏千家の茶道の実演でもてなしを受ける参加者

 オレンジ郡日本文化協会(岡添恭幸会長)は創立35周年を記念した文化祭を11月14日、加州立大学フラトン校で催した。各種の作品展示、実演やステージパフォーマンスを披露して参加者約400人を魅了し盛大に祝った。

個性豊かな作品が並ぶ華道の展示

 全米屈指の住みよい町へと発展を遂げているオレンジ郡。豊かな芸術・文化が育まれ、日本文化が花を開いたのは1960年代の終わり頃だった。当時、各社中は独自に活動し他との横のつながりは少なく、発表の場は小規模で数も限られていたという。そこで茶道裏千家の故小泉巖さんらが文化振興を目的に組織化し、華道、茶道を中心に1975年に協会を設立した。
 その後、加盟団体を徐々に増やし現在は、同郡在住者または同郡で教室を持つ各指導者約20人の社中が流派の垣根を越えて交流を図っている。5年ごとに文化祭を開く他、活動はオレンジ郡200年祭やUCアーバインの国際文化祭、ジャパンエキスポ、各学校区、博物館での文化教育プログラム、老人ホームなどで紹介に努めている。「オレンジ郡日米文化協会」としてスタートしたが、日本文化を専門とすることから2年前に改称した。

書道を体験するマッシー夫妻(左)とガラードさん

 今回の文化祭は、同大の語学学部の協力で開催された。華道、茶道、書道の作品展示やデモンストレーション、日本・沖縄舞踊、民謡、長唄、三味線・琴演奏、着物の着付けなどのパフォーマンスが繰り広げられた。
 ウイティア在住のスチュアート・マッシーさんは妻マリーさんと友人のベンジャミン・ガラードさんと参加した。3人は書道で「ちょっと難しかった」という漢字を揮毫したり、表、裏の両千家の茶道を初体験し「とてもいい経験になった。すばらしかった」と話した。スチュアートさんは、フラトンカレッジで日本語を1年前から習っており、文化祭で生きた伝統文化を経験したことで「日本語の勉強の励みになった」と喜んでいた。
 岡添会長は、表千家でお茶を点てる文化人。多民族国家での人々の融和には「互いの文化を理解し認め合うことが近道」と力説する。「今後も各国の相互理解を図る文化交流に努め、日米親善の発展のためにも力を尽くしたい」と抱負を述べた。【永田潤、写真も】

若久会による日舞

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