七味会が創立30周年:日本食の啓蒙に力注ぐ

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年次総会と親睦忘年会に参加した七味会のメンバーら60人

 今年、創立30周年を迎えた日系食品会社57社で組織する親睦団体「七味会」(会長=清水照雄・ミヤコ・オリエンタルフーズ―やまじるし味噌副社長)は3日、トーレンスのミヤコ・ハイブリッドホテルで年次総会と親睦忘年会を開いた。参加者60人が今年1年の活動を振り返り、和食を食べてマジックショーなどを楽しみ絆を確認した。
 七味会の設立は1980年。今でこそ食べられるようになった人気の日本食だが、その頃の事情は今とは大きく異なった。自動車や家電など急伸する日系メーカーとは対照的に米進出で後発の食品業者は苦戦を強いられていた。西洋の食文化の中に割って入り市民権を得るまでには、業者の努力があった。
 現在の活動は、ゴルフ大会や忘年会を開き親睦を深めながら、各種セミナーを催すなどし意見・情報交換に努めている。FDA当局、弁護士、専門家を講師に招いて知識を広め、食品に関する法律や輸入規制に対応。農水省、JETROとも連絡を密にし問題に備える。また、大規模な日本食の紹介イベントでは、食品のみならず労働力も提供し、食文化の普及に努めている。
 総会であいさつに立った清水会長は「『ヘルシー』で『かっこよく』『おいしい』の三拍子揃っているのが日本食」と表現。若者が好んで食べるようになったことを「みんなが努力して営業活動をした成果」と称え、さらなる啓蒙運動に期待を寄せた。
 清水会長によると、不況の影響を受けた日本食レストランの中には、まだ立ち直れていない店もあるが、日本食の小売り業はさほど落ち込まなかったという。「日本食はまだまだ伸びる産業であり、日本食全体の底辺が広がっていくだろう」と明るい展望を示した。
 来期の会長には、築道寛親氏(高岡屋USA社長)の就任が決定した。また、毎年暮れ恒例の敬老シニアヘルスケアへの寄付では、参加者に自社商品の持参を呼び掛けた。さまざまな食品が寄せられ、クリスマスプレゼントとして贈り、慈善活動でも社会貢献を果たしている。
 七味会のホームページ―
 www.hichimikai.com/
【永田潤、写真も】

敬老引退者ホームへの食品の寄付。左端が敬老の大石剛施設長、右隣が清水会長

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