加州高速鉄道:第1期工事区間が決定

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 カリフォルニア州高速鉄道当局は2日、セントラルバレーを通ってベイエリアとロサンゼルス・アナハイム間を結ぶ高速鉄道の第1期工事区間を決定し、建設費として43億ドルを支給することを承認した。
 最初に建設工事が行われるのは、フレズノ北部マデラ近郊のボーデンから、フレズノのダウンタウンとハンフォード東部に新たに建設予定の2駅を通り、ベーカーズフィールド北部に位置するコーコランまでを結ぶ区間で、全長約65マイル。
 同区間に投じられるのは、43億ドルの予算のうち41億5000万ドルと見積られており、建設予定の2駅や線路、高架橋の設置、工事に伴い必要になる植物の植え替え、道路の再整備、施設移転などに充てられる。同区間の工事により約8万人の雇用が見込まれている。
 懸念される地域社会や環境への影響をまとめた建設草案を当局が承認後、工事が開始される。2011年9月までに草案検討を終え、12年に着工、17年の完成を予定している。
 決定を受け批評家は、高速鉄道が多くの人口を占めるマーセドやベーカーズフィールドを通らず、比較的小さな街として知られるボーデンから、フレズノのダウンタウンや他の小都市を結ぶことに不満をあらわにした。
 これに対し当局は、「加州に多大な利益をもたらす高速鉄道の建設に、近い将来多くの人が支持を表すだろう」との声明を発表。技術者も、「決定した路線は限られた資金や連邦政府からの要求を考慮した上で最良の選択であった」と言及した。
 高速鉄道計画は総工費約430億ドルをかけ、サンディエゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サクラメントを結ぶ計画。最新の技術を駆使し、時速220マイルで加州を南北に結ぶ。
 当局は高速鉄道の利点として、鉄道利用による交通渋滞の軽減、移動費用の低コスト化、排気ガスによる二酸化炭素排出の削減、建設工事に伴う雇用の創出などをあげている。  

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