米中西部で吹雪:16人が死亡、休校相次ぐ

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 激しい積雪と吹雪に見舞われている米中西部で13日までに、少なくとも16人が死亡、インディアナ州では100台以上の車が高速道路上で立ち往生し、地元警察当局は救援活動に追われた。中には12時間以上、車に閉じ込められたままだった運転手もいたという。
 ミシガン州デトロイトでは気温が華氏12度(セ氏で氷点下11度)となり、凍てつく寒さと吹雪の影響で学校が休校になった。同州のほかインディアナ、ウィスコンシン州などでも休校となった学校が続出した。また多量の積雪と、時速30マイル(48キロメートル)の強風のため、高速道路の区間閉鎖も相次いだ。
 五大湖地方で湖の上を吹き抜ける冷たい風と、湖の水分を取り込んだ「湖水効果の雪」による吹雪は2フィート(約60センチ)の積雪を記録し、10日夜から中西部を通ってインディアナ州に達した。その後、吹雪はさらに東部のオハイオ、ペンシルベニア、ニューヨーク州へと範囲を広げ移動していった。インディアナ州では13日、最高16インチ(40センチメートル)の積雪を記録している。
 インディアナ州ハイウエイパトロールのピンカートン報道官は「道路の除雪作業を終えた後から、強風とともに新雪がすぐに積もるので手の打ち用がない。ドライバーは運転を控えるのが賢明」と注意を喚起している。 
 中西部4州で死亡した16人のうち9人は降雪の影響を受けた交通事故が原因とされている。このほかに、ウィスコンシン州では79歳の男性が自宅前で雪かきをしていたところ、バックしてきた除雪車にひかれて死亡。豪雪地帯として知られるウィスコンシン州北部では雪の重みのため家屋が倒壊し、58歳の男性が下敷きとなり死亡。ミシガン州、ミネソタ州などでは5人が除雪作業後に死亡している。
 また、12日にミネアポリスで行われる予定だったプロフットボールNFLのミネソタ「バイキングズ」とニューヨーク「ジャイアンツ」戦は、雪の重みのためにミネアポリス・メトロドーム競技場の屋根が壊れ、試合は13日にデトロイトで実施された。
 一方、年間を通して比較的温かいフロリダでも寒気の波が押し寄せ、農家はこの時季の主要産物であるインゲンやトウモロコシなどへの打撃を懸念。農作物が育つ地表よりも地上50フィート(約15メートル)上空の方が気温が高いことから、十数台のヘリコプターを使い、温かい気流を地上の農作物に送り込む試みが行われている。ヘリコプターの1時間の使用料は2500ドルだという。 フロリダ大学の農作物の専門家は、温かい気流を送り込むことにより農作物を冷害から保護できるとしている。

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