領事館主催・天皇陛下の誕生日祝賀会:ロサンゼルスで陛下の喜寿を祝う

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陛下の誕生日を祝うため、ロサンゼルスだけでなく各地から訪れた招待客で公邸は賑わいをみせた

ロサンゼルス市ハンコックパーク地区の総領事公邸で5日、天皇陛下の77歳の誕生日祝賀会が催された。日本に所縁のあるアメリカ人招待客や、米国を拠点に活動する日本人などおよそ400人が集まり、日本から海を隔てたロサンゼルスで陛下の誕生日を祝った。
 

陛下の77才の誕生日を祝して乾杯をする伊原総領事とユタ大学の日本研究者ターニー名誉教授

日米両国の国歌斉唱の後、伊原純一総領事があいさつに立ち、「遠いアメリカで陛下の77歳の誕生日をお祝い申し上げます」と祝福の言葉を述べた。
 琴や太鼓の演奏、いけばなのほか、日本酒を紹介するブースも設けられ、日本酒を味わい、それぞれの違いについての説明を興味深げに聞くアメリカ人招待客の姿も目立った。寿司や温かい海老のあんかけなど秋を意識した日本食オードブルが振る舞われ、日本酒片手に日本の味覚と音楽を満喫したようだった。
 招待客のひとりレッシング・ゴールドさんは、日本に住む友人が天皇陛下と学友だったことから、陛下についての話をよく聞いたという。何度も日本を訪れており、日本文化の素晴らしいところは「内面の美しさからきている」と力を込める。「日本文化は日本人の心から生まれ、古い歴史とともに培われた芸術、文学、音楽はすべての人の心をとらえる」と語る。
 在フェニックス日本国名誉総領事館のケリー・モア名誉総領事は1973〜83年までの10年間を日本で過ごしたという。アリゾナはロサンゼルスと比べ日本人が少なく、日本文化に触れられる機会が少ないという。日本の音楽に興味があり、好きな歌手は山口百恵という同氏は、「陛下の誕生日を祝うとともに、祝賀会で日本の伝統音楽が聞けてうれしいです」と流暢な日本語で答えた。
 日本の名所を紹介するVTRも放映され、ロサンゼルスでデザイナーとして活動する米在住25年のキオコ・モーガンスターンさんは、自身が結婚式を挙げた箱根の映像が映し出されると、懐かしい眼差しでその風景に見入っていた。現在自宅に日本庭園を造園中で、海を隔てたこの地で日本への思いをはせる。
 着物姿の招待客の姿もあり、日本文化一色で彩られた陛下の誕生日祝賀会となった。【吉田純子、写真も】

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