LA市の犯罪率減少:67年以来の最低水準に

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 ロサンゼルス市警察(LAPD)は27日、同市の今年度の犯罪件数を発表した。当局の統計によると、同管轄地区内の今年の殺人件数は291件で、1967年以来最低水準を記録した。また景気後退が始まる前の2007年からは33%の減少となった。
 ロサンゼルス市の殺人率は人口10万人当り7・5人。ニューヨーク市やフェニックス市などとともに全米の大都市の中でも低い発生率となった。
 LAPDのサル・ラバルベラ殺人課刑事は「このような低い犯罪率を記録するとは思わなかった。昔と比べると雲泥の差だ」と言及。同市の殺人率は、年間1092人の殺人件数を記録した1992年から75%も減少している。
 ロサンゼルス郡シェリフ局管轄地区内の殺人発生率もおよそ40%減少し、殺人件数は159件、同郡のその他の地域では164件だった。同管轄地区内の殺人発生件数は、90年代半ばから半数以上減っている。
 殺人事件のほとんどはギャング抗争によるもので、シェリフ当局によると、ギャング対策プログラムなどの治安維持活動が犯罪率の減少につながったとしている。LAPD管内で発生した暴力犯罪率は、前年と比べ11%減少。窃盗犯罪は6%減った。
 専門家によると、犯罪率の低下は効果的な犯罪防止対策や、重犯罪者への刑罰強化、麻薬使用の減少など社会の変化が影響していると分析している。全米で殺人件数が大幅に増えた時期は過去3回記録されているが、いずれもヘロインやコカインなど麻薬がまん延した期間と一致している。
 全米の犯罪率も過去3年間、減少傾向にある。連邦捜査局(FBI)が12月はじめに発表した統計によると、全米の2010年上半期の重要刑事犯罪は6・2%減少している。  

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