山口県人会新年会:ナカムラ会長が続投―順調、英語世代への移行

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顧問のビクター福原さんの音頭で乾杯する参加者ら。右端がナカムラ会長

 日系3世、4世など英語世代への運営移行を図り改革に取り組む南加山口県人会は1月23日、小東京のミヤコホテルで2011年度総会と新年親睦会を催した。3年目のアイリーン・ナカムラ会長の続投が決まり、会員ら約80人の参加者がビンゴゲームやカラオケ、ラッフル抽選会を楽しみ、新年の門出を盛大に祝った。
 2005年に創立100周年を祝った山口県人会。「次の100年へ向けて」を合い言葉に新たなスタートを切った。それまでの日本語主体の運営を改め、次世代のために英語を第一言語とした。後継者問題を抱える日系社会の親睦団体では珍しく、100周年以後の2会長は英語を話す3世が務め、会長候補は50代、40代、30代が控え将来が嘱望される。若い4世、5世の会員は「チョーシュー・スピリット(長州魂)」を胸に自身のルーツに誇りを持っており、世代交代は順調に進んでいる。

長寿会員に記念品を贈るヘレン安田・婦人会会長(右)

 ナカムラ会長が新年のあいさつに立ち、過去2年間の会長職を通して学んだ「我慢(Gaman)」と「がんばる(Ganbaru)」に加え、今年のテーマ「感謝(Gratitude)」の「3G」を紹介。多大な支援に謝意を表し「継続したサポートは成功につながり、互いを信じて頑張ろう」と呼び掛けた。
 今年も80歳以上の長寿会員24人を敬老表彰し、昨年のさまざまな活動をスライドショーで振り返った。活動は新年会に始まり、桜祭りでのブース出店、岩国すしの試食会、奨学金授与式を催したピクニック、LA七夕まつり(七夕飾りコンテストで3位入賞)参加、法要などで親睦を深めた。今年の活動は昨年の催しに加え、山口で10月に開かれる第3回在外山口県人会世界大会参加を予定しており、会員に参加を呼び掛けている。
 岡本孝助さん、ヘンリー安田さんら顧問は、英語世代に助言しながら運営を見守る。2人は「老いも若きも楽しむことができるピクニックを中心に活動すればいい」と口を揃える。安田さんは若い世代に「今の自分があるのは?」と問いかけ、「山口(日本)のアイデンティティー」を持つことを促し県人会に意識を向かせている。また、交流サイトのフェイスブックや短文投稿サイトのツイッターなどを活用し会の繁栄に役立ててほしいと願う。
 ナカムラ会長は、県人会が推進する「変革」を「チャレンジである」と力を込め、「テーマの『感謝』を実行しながら、山口の遺産を継承し未来につなげたい」と抱負を述べた。【永田潤、写真も】

敬老表彰された長寿会員ら

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