AAJUW:3人に奨学金授与

0

 

今年の奨学金受賞者と選考委員会。(右から)難波会長、AAJUWの大竹さん、受賞者の上原さん、福島さん、松本さん、目良選考委員長

「AAJUW」(American Association of Japanese University Women、難波多美子会長)が23日、小東京のキョウトグランドホテルで、新年総会と奨学金授与式を開催した。およそ70人の参加者が集まる中、ゲストの柴グレース明美さんの講演のほか、川本旭鶴師による琵琶演奏も行われ、日本文化に触れながら交流を楽しんだ。
 同会は女性教育の向上、地域社会への文化的貢献、会員同士の親睦を深めることを活動目的とし、音楽会やバザーを開催し、その収益をこれからの未来を担う有望な女性への奨学金授与に充てている。
 

講演する柴グレース明美さん

難波会長はあいさつで、奨学金の資金集めのバザーや音楽会に積極的に参加し協力した会員らに感謝の気持ちを表し、履歴書、エッセー、専攻科目、GPA、教授からの推薦状など、厳しい審査のもと選ばれた福島クリスティーンさん、松本香世さん、上原潤子モーランさんの今後の活躍に期待した。
 ゲストの柴グレース明美さんは、日米両語を使えるスキルが自身のキャリアにも大変役に立ったこと、幼少の頃からたしなんだ生け花や、帰米2世の両親のもと家庭の中で培われた習慣が今の自分を形成したことにふれ、日本文化の大切さについて講演した。
 今回の奨学金受賞者は2010年度に選考され、例年は2人のところ、40回目という節目を記念し3人が選出された。受賞者はそれぞれあいさつに立ち、同会の支援と日々支えてくれた家族に感謝を述べるとともに、これまでの経験や将来の夢を語った。今後は日米の懸け橋として研究にいそしみ、日本文化と日系コミュニティーの発展に貢献していきたいと力を込める。
 福島クリスティーンさんはカリフォルニア大学バークレー校で開発学を専攻する2年生。大学ではさまざまな活動に積極的に参加し、その分野はファッションデザインや、アフガニスタン支援活動、雑誌編集、日本語学習まで多岐にわたる。

琵琶を演奏する川本旭鶴師

今春から横浜にある明治学院大学に、日本語スキルを磨くため4カ月の短期留学に出発する。将来の夢は移民や市民権、貧困などに取り組む弁護士になり、多くの人を助けることだという。  
 松本香世さんは、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校で、教育心理学とカウンセリングを専攻する大学院生であり2児の母でもある。目標は、南カリフォルニア地区に住む日系人や日本人に対し、日本語でカウンセリングを行うセラピストになること。特に、精神的問題を抱える人でも心を開き、自分の胸の内を打ち明けられるようなカウンセリングを心掛けていきたいという。また国際結婚に伴う親権問題についても見識を深め、的確なカウンセリングを行えるようになりたいと考えているという。あさひ学園やサンバナディノバレー・カウンセリングセンターでもボランティアとして活動に参加している。  
 上原潤子モーランさんはカリフォルニア州立大学サンバナディノ校で児童教育学を専攻する大学院生。早稲田大学卒業後、自閉症の子供の研究に没頭した。南カリフォルニアでも、自閉症の子供たちのガイダンスを作成するなどして、活動している。現在、行動分析家の免許を申請しており、取得後は日本で自閉症の子供とその親を助ける活動に従事することを希望している。【吉田純子、写真も】

Share.

Leave A Reply