東日本大震災募金活動:「日本は一人じゃない」ペリー市議が被災者へメッセージ

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午前6時から募金箱を手に街頭で募金を呼びかけたジャン・ペリー市議


 小東京を管轄区に含む第9区のジャン・ペリー市議とクレンショー地区を管轄区に含む第8区のバーナード・パークス市議は17日午前6時から、東日本大震災の被災者救済と復興のための募金運動をロサンゼルス・ダウンタウンの市庁舎前で実施した。通勤途中の人や、ダウンタウンで働く人、また市庁舎横で催されていたファーマーズマーケットの買い物客など、多くが日本の被災者を思い募金をした。午後6時の終了時点で総額3万2000ドル以上が集まり、これらは米国赤十字社を通して日本へ送られる。
 同募金運動は、ペリー市議とパークス市議の呼びかけに対し、米国赤十字社、アジア系テレビ局「LA18」や羅府新報社などが賛同し実現。同日午前6時から募金箱を手に自ら街頭に立ったペリー市議は、被災者の人々に「一人じゃないと伝えたい」と述べ、現段階では必要な物資を購入するための財政的支援が一番有効と話した。募金活動をする中で、寛大な人が多いことに心を動かされたといい、中には自身の生活が厳しい人ですらポケットからお金をかき集め募金する姿や、目に涙を浮かべながら寄付する人の姿などもあった。

仕事の合間に立ち寄り、寄付をするロサンゼルスのアントニオ・ビヤライゴーサ市長


 パークス市議は、「自分の管轄区を含め、ロサンゼルスには大きな日系社会があり、決して他人事ではない。被災者の辛い気持ちを理解することは誰にもできないかもしれないが、われわれはできる限りのことをする」と、支援を呼びかけた。またロサンゼルスのアントニオ・ビヤライゴーサ市長も午後に立ち寄り、「ロサンゼルスと縁の深い日本のみなさんに対し、全面的に財政的、精神的支援をする」と日本へ向けメッセージを送った。
 これらロサンゼルスからの支援を受け、在ロサンゼルス日本国総領事館の伊原純一総領事は、「アメリカ国民のみならず、世界の多くの人々からの温かい支援に心から感謝します」と日本および日系コミュニティーを代表して述べるとともに、被災地で頑張る人々にとって、「一人ではないと感じてもらうことは大切だ」と述べた。

市庁舎前で通りかかる車に募金を呼びかける羅府新報社のゲール・ミヤサキさん


 ダウンタウンで働くトレイシー・ウィルキンソンさんは、ランチ時間を利用し募金に訪れた。日本へ行ったこともなく、日本人の友人などもいないが、「テレビで見た悲惨な映像、つらい思いをしている被災者の方々の顔が頭から離れず、何か手伝えることはないかと思い募金した」。また、チャイナタウン近くに住む男性は、この日100ドルを寄付した。男性は、「自然災害はどこにでも起こることであり、こういう時だからこそ助け合う必要がある」とスペイン語で話し、「日本人に早く平和が訪れることを願っている」と述べた。
 カリフォルニア州保健局に勤める看護師の大神ひろみさんはこの日、午前6時から募金箱を持って人々に募金を呼びかけた。「地震発生のニュース以来無力感を覚えていたが、悲しんでばかりいられない」と、自分にできることを問い始めたという。そして、寄付を受け付けている団体のリストなどを友人と協力して作成し、同僚や友人に配り始めた。看護師として現場に駆けつけ、救助にかかわれないことにもどかしさも感じたという。「今はとにかく少しでもたくさんの募金を集め、日本を支援したい。そして近いうちに看護師として日本でボランティアしたい」と話した。【中村良子】

 
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