福島県人会:新会長に紙本さん就任、JETプログラム教師も参加

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新年会に集まった南加福島県人会会員と来賓


紙本新会長から感謝の盾を手渡される渡辺前会長(左)


 南加福島県人会は20日、「2011年新年総会および新年親睦会」をガーデナの中華レストランで催した。今年は、2年間の任期を終了した新二世の渡辺リチャード前会長に代わり、新一世の紙本マイクさんが新会長に就任。紙本会長は、「若者へ参加を呼びかけ、県人会の意味、日系史の大切さを理解してもらえるよう努める」と意欲的にあいさつした。
 紙本会長は1975年、ニューヨークの大学へ留学するため渡米。ロングビーチで貿易関係の仕事に就職後、不動産開発業を経て、現在は建設請負業者として勤める。南加福島県人会へは、創立100周年祝賀会(08年)を手伝う中で、07年に正式会員となった。
 入会後、紙本さんは同会の歴史や日系社会におけるその役割、また県庁との深い関係に驚いたといい、「こういった日系パイオニアの努力と活躍は、次世代を担う若者へも語り継いでいかなければならない」と述べ、若者会員の勧誘にさらに力を入れていきたいとした。
 新年会の席では、09年から県庁主導で始められた「北米福島県子弟受け入れホームステイ事業」の説明があり、会員子弟から参加希望者を募った。同事業では、約2週間の日程で「故郷福島」を訪れ、ホームステイをしながら温泉や郷土料理、夏祭りや地元小学生との交流など、さまざまな郷土体験ができる内容となっている。

「JETプログラム」で福島県に滞在したチョウさん(右)とボーバさん


 この日はまた、日本語を母国語としない参加者が日本各地の学校で英語などの指導にあたる「JETプログラム」で、福島県に3年間滞在したクリスティン・チョウさんと、ケリー・ボーバさんの2人が参加。福島県での貴重な体験を参加者らと共有した。
 チョウさんは、福島県の自然の美しさに魅了されたという。「福島に住むまで、梨がどこから採れるのか知らなかった」と、季節に応じた食べ物や植物を肌で感じ、ロサンゼルスでは感じられない四季の素晴らしさに感動したと振り返った。
 またボーバさんは、「福島県民の優しさ、また生徒の教師に対する尊敬の念などがとても新鮮だった」と振り返り、「またすぐにでも福島を訪れたい」と話した。
 新年会では、来賓を代表し、南加日系商工会議所の竹花晴夫上級副会頭や南加県人会協議会の比嘉朝儀会長らがあいさつし、創立103年を迎えた同会のさらなる繁栄を祝した。
 食後は、「折り紙の魔術師」とも呼ばれるジョー・ハマモトさんによる華麗な折り紙の作品が披露され、会場からはその繊細な作品に感嘆の声が漏れた。
【中村良子、写真も】

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