裏千家淡交会:オレンジ郡協会が初茶会―和やかに新春の一服

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松本宗静さん(右側奥)と安部会長(隣り)が参席した本席

 裏千家淡交会オレンジカウンティー協会(安部新二会長、小泉宗由幹事長)は2月27日、ニューポートビーチの日本食レストラン「喜多やま」で初茶会を催した。同会ロサンゼルス協会、表千家同門会、江戸千家の茶道界はもとより、日系社会の多方面から85人が集い、和やかに新春の一服を堪能した。
 初茶会は小泉宗由さんが総指揮、本席と立礼席を各3回、計6席行った。各席とも厳しい稽古を積んだ協会員が点前を披露した。

河島美知世さん(右)の点前の本席。半東は徳留真紀さん(中央手前)、左後方の客は同会LA協会のメンバー2人

 本席床には、鵬雲斎大宗匠筆の「和気生万福」を掛け、皆具は銀竹色絵の御室窯、薄器が人間国宝の六左衛門造の老松大平棗、茶杓は剛山老師の常盤、茶碗は和楽の赤楽。松竹梅を組み合わせ新春を演出し、来客の目を楽しませた。     
 同会名誉師範で今日庵参事の松本宗静さんは、各席で若手の行う点前を見守り、落ち着いてこなすそれぞれの所作に満足した様子だった。熱心に質問したが、適確な受け答えに「小泉さんが稽古を付けて、一生懸命育てられた様子が分かる」と褒めた。「茶道は長い年月を掛けて修業し、若い弟子を育てて伝えていく日本の美しい文化」と力説。「今の機械の時代に、お茶の道具はすべて手作りで、1つひとつに感謝、感激を与えてくれる。お茶は、1人でするのではなく相手を敬いみなさんと一緒にするもの。今日の若い人たちは、そのことを分かっていて上手くやってくれた」と述べた。
 同会オレンジカウンティー協会は、約50会員が在籍し教授4人を持つ。小泉さんは特に、英語を話す若い世代の活躍を願っており、英語で弟子を育てるタム・ノモト・シューマンさんに期待を寄せている。「『道』『学』『技』を守って、正しい文化、お茶の心を伝えることに気を配りたい」と抱負を述べた。
 茶席の後の点心席は、懐石風のご馳走を賞味。また、バザーは会員が持ち寄った茶道具や日用品、手芸品などが販売され人気を集めた。
 同協会の詳細は小泉さんまで、電話714・835・7535。【永田潤、写真も】

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