JRA敬老慰問:すし振る舞う―居住者140人大喜び

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すしを作るボランティアの板前

 「米国日系レストラン協会(JRA、波多野勲会長)」は12日、ボイルハイツの敬老引退者ホームを慰問し、すしを振る舞った。板前13人がケータリング形式で、約140人を前にすしを握り、居住者を喜ばせた。食前には、前日に発生した東日本大震災の犠牲者に黙とうを捧げた。
 敬老の慰問はJRAの社会貢献の一環として行われ「今の日系社会があるのは先人のお陰」と敬意を示し、今年で12回目になる。小東京のすし店「鮨元」と和食店「カツヤ」(LA地区に7店舗)から板前が参加したほか、見習いとしてトーレンスのすし学校「スシシェフ・インスティチュート」の生徒4人が手伝った。

すしは板前が自らサーブした

 すしネタは、JRA賛助会員の食品メーカーが無償提供。居住者の体調を考えて生ものはマグロだけに限定し、食べやすい鉄火・きゅうり・太巻き、えび、うなぎをきれいに盛り付けサーブした。
 居住者会会長のポール藤本さんによると、朝の館内アナウンスで「今日はすしランチがあります」と知り歓声を上げ、楽しみにしていたという居住者。昼時になると、続々と大食堂に集まり、プロの板前の手さばきを見て「上手く握る。見ていて楽しい」。ご馳走をありがたそうに食べては「おいしーい」と大喜びした。藤本さんは「居住者みんなが喜んでいて、JRAの皆さんにはたいへん感謝している。とてもおいしく、また来年も来てほしい」と述べた。
 波多野会長は「お年寄りのみなさんが大喜びしてくれ、やりがいがある。あの笑顔を見ると、『また』という気持ちになる」と慰問継続の意思を表し、土曜日昼間の休みを奉仕に充てた職人を称えた。
 会長は1月の就任以来、会員増強に着手し徐々に成果を挙げている。「会員を増やし、みんなで知恵を出し合い、日本食業界を大きくしなければならない」と横のつながりを強調。「自分の店だけ儲かって、他の(日本食)店がつぶれてもいいという考えでは…」と苦言を呈し、助け合いを力説した。【永田潤、写真も】

きれいに盛り付けられた料理

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