アラバマ州など南部7州:竜巻、暴風雨の死者328人、オバマ大統領が被災地視察

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 27日に南部7州を襲った竜巻で、29日までに死者は328人に上った。1974年4月に中西部・南部13州を襲い315人の命を奪った米史上最大級の暴雨風を上回る、壊滅的被害をもたらした。
 犠牲者がもっとも多かったのはアラバマ州で、およそ238人が死亡。特に被害が大きかった同州西部のタスカルーサ市の市街地は壊滅状態で、45人が死亡、約900人が負傷した。同市の人口は8万3000人。アラバマ大学があり、同大学の学生も8人が犠牲となった。大学当局は期末試験を中止、卒業式の延期を決定した。
 オバマ大統領は29日、同市を訪れ被災者を慰問した。竜巻の被害を目の当たりにし、「これほどまでに破壊的な状況は初めてだ」と報道陣に語った。また「暴風雨がいつ、どこを襲うかについては操作することはできないが、政府の対応を管理することはできる」と述べ、「地域復興のため、我々にできることはすべてする」と連邦政府の支援を約束した。
 今回の竜巻で、テネシーで34人、ミシシッピ34人、ジョージア15人、バージニア5人、ルイジアナ2人、ケンタッキー州で1人の死亡が確認されている。数千人が家を失い、およそ100万人が停電状態に置かれている。ミシシッピとジョージア州知事は、破壊的な被害状況をうけ、非常事態宣言を発令した。
 日本の被災地取材から帰国したばかりの米メディアの取材陣は「日本の被災地で見た光景との不気味な類似点がある」とすさまじい被害の様子を伝えた。

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