アーカンソーなど南部諸州:竜巻の被害拡大

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 25日から南部諸州を2日間にわたり襲った記録的な豪雨により、各地で被害が拡大している。アーカンソー州では竜巻と洪水により10人が死亡、ミシシッピ州でも1人が死亡した。
 全米気象サービスはテネシー州メンフィス北東部からテキサス州ダラス、アーカンソー州にかけ猛烈な嵐が到来するとみて警報を発令していた。16日にも竜巻がノースカロライナ州を直撃し、21人が犠牲となっている。
 26日の竜巻では、テキサス州ダラス東方75マイルに位置する小さな町、イドンで少なくとも100世帯が倒壊。トレーラーハウスに竜巻が直撃し、女性が怪我を負った。またルイジアナ州では、強風で石油掘削場が崩れ、怪我人がでたと報告されている。
 ミシガン州では、子どもと大人が公園でサッカーをしていた際に落雷が直撃、9人が病院に運ばれた。警察当局によると、そのうち1人が重傷だという。
 アーカンソー州では25日夜、州都リトルロック北方にあるフォークナー郡ビロニア市を竜巻が直撃。食料品店や家屋の屋根を吹き飛ばし、自動車も宙を舞った。26日夜にも強風が発生し医療施設の屋根を吹き飛ばしたが、避難警報が発令されていたため、幸い内部には誰もいなかった。
 今回の竜巻では、早期に発令された避難警報の指示に従い救われた人が多かった。ビロニアの住民のひとりリサ・ワトソンさんは、警報発令後、家から竜巻が見えると、3人の子どもを連れ直ちに避難した。
 一方、トレーラーハウスで暮らしていたジミー、キャサリン・テリー夫妻は、警報が発令されていたにも関わらず、建物内は安全だと信じ避難しなかったため、竜巻に巻き込まれ行方不明となった。トレーラーハウスで生活していた人の多くが竜巻の犠牲になったという。
 同郡当局によると、竜巻は長さ15マイル(24キロメートル)、幅3マイル(約5キロメートル)四方を破壊した。地元気象サービスが竜巻発生45分前に警報を発令していなかったら、被害はさらに拡大していただろうとされている。またこの竜巻の影響で、ビロニア市だけで70棟が全壊、51棟が損壊したという。

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