オバマ大統領:LAで選挙資金集め、移民改革求める抗議デモも

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 2012年の次期大統領選に向けた選挙資金集めのキャンペーンのため、3日間に渡りネバタ州とカリフォルニア州を訪問していたオバマ大統領が22日、ロサンゼルスを訪れた。2件の資金集めの夕食会に出席し、約19時間の滞在の後、22日早朝、首都ワシントンDCに向け旅立った。
 ロサンゼルス地区に大統領が訪れるのは、就任以来6度目。
 最初に行われたカルバーシティーにある、ソニーピクチャースタジオでの夕食会では、ロサンゼルス市のビヤライゴーサ市長をはじめ、およそ2500人の参加者を前に、「変革」に向け「我々の信念は必ず国家を前進させるだろう」と訴えた。
 その後、参加費3万5800ドルの資金集めの夕食会に出席するため、ブレントウッドのレストランに移動。ブラウン加州知事や俳優のジョージ・クルーニー、トム・ハンクス、映画監督のスティーブン・スピルバーグなど、およそ60人の著名人らが顔を揃えた。この日、ロサンゼルスだけで400万ドルの資金が集まったという。
 一方、集会が行われたソニースタジオの前には数百人の抗議者が、移民制度改革や富裕層に対する税率引き上げ、イラク・アフガン戦争の終結を訴えた。
 抗議デモに参加していたUCLAの大学院に通う不法滞在のカルロス・アマドールさんは、不法滞在学生の本国送還を阻止する大統領命令を発し、米国での労働許可を下すよう求めた。オバマ氏は、大統領就任100日目に移民制度の改正を約束したものの、その後改革は先延ばしになっている。
 景気後退を招いたオバマ氏の経済政策に対し、抗議する人の姿も目立ち、3年間失業中の元バス運転手の男性は、「大統領はウォール街に焦点を合わせ、労働者の現状を把握していない」と不満をあらわにした。
 20日には、交流サイト運営大手のフェースブック本社で、創業者のザッカーバーグ氏らとの集会に臨み、オバマ氏は財政赤字削減に向けた富裕層への増税に理解を求めた。
 集会は、来年の大統領選をにらみオバマ氏得意の若者との対話形式で開催。歳出を削るだけでなく増税が欠かせないと訴え、26歳で大資産家となったザッカーバーグ氏に「君にはもう少し税金を払ってもらう」と注文。同氏は「僕は構わないよ」と応じた。
 21日には、サンフランシスコのホテルでのイベントに参加。約200人を前に大統領が熱弁中、内部告発サイト「ウィキリークス」に外交公電を漏らしたとして訴追されたマニング陸軍上等兵の釈放を求める女性らが、「変革はどこに」との歌詞がある自作の歌を突然歌い出し、大統領のあいさつを妨害する騒ぎがあった。
 女性は仲間と会場に入るため、チケット代に計7万6000ドルを支払ったという。
歌が終わると大統領は「私よりもずっといい声だ」と述べ「変革の実現は思っていたより難しい」と演説を再開。女性らは逮捕されなかった。  
 

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