大森実さん一周忌の集い:恢子夫人囲み、友人ら近況報告

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「大森実さん一周忌の集い」の出席者。前列右から3人目が大森恢子夫人


 国際ジャーナリストとして活躍し、執筆活動を通じて日系社会でも幅広い読者層を持っていた大森実さんの一周忌の集いが23日、カリフォルニア州ラグナビーチ市の大森さん宅で催された。
 昨年の「大森実先生を偲ぶ会」から一年ぶりに再会する「大森ファミリー」の人たちは、恢子夫人を囲み、それぞれの一年間を振り返って近況を語り合い、あわせて大森実さんに報告するという、和やかなひとときを過ごした。
 大森さんが長年務めた毎日新聞から最近発行された「大森実伝」を紹介する人、大森さんとのメモリーを綴った短い手記を披露する人、また、分かりやすい時事解説に定評があった大森さんを思い出しつつ、折りからの福島原発事故にからめて原子力発電のあり方などにも話題は広がった。 
 昨年3月25日、肺炎のため死去した大森さんは1950年代半ばから60年代にかけて毎日新聞ニューヨーク支局長、同ワシントン支局長を務めた後、ベトナム戦争取材のため65年9月、西側記者として初めて北ベトナム・ハノイに入る。「泥と炎のインドシナ」で日本新聞協会賞を受賞したほか、UCLA国際ジャーナリズム賞、ボーン国際記者賞、ギャラクシー賞など数多くの賞を受賞。
 66年に毎日新聞社を退社。大森国際研究所を設立し、週刊新聞「東京オブザーバー」を創刊。その後、カリフォルニア州ラグナビーチに居を構え、執筆活動のほかカリフォルニア大学アーバイン校の常任理事と歴史文学部教授を勤めた。また、羅府新報に随時寄稿したほか日本語テレビでも毎週ニュース番組を持って時事解説に当るなど、日系社会でも親しまれた。
 主な著作は、「戦後秘話」(全10巻)、「人物現代史」(全13卷)、「大森実選集」(全6巻)、「ザ・アメリカ勝者の歴史」(全10巻)、「エンピツ一本」など100冊以上。

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1 Comment

  1. 大森令夫人へ
    昨年6月ごろ、大森実さんの思い出文集を出版されるというお話があり、
    私もご依頼に応じて拙稿をお送りしたのですが、その後なんのご連絡も
    ないので、同企画はどうなったのかと案じております。
    そのころいただいたメールアドレスが見つからず、やむなくこのサイト
    をみつけたのでメッセージをお送りする次第です。
    もしこの記事がお目にとまって、何らかのご連絡がいただければ
    幸甚です。

    波多野生

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