敬老引退者ホーム:被災者に2万ドル寄付―居住者会が「恩返し」

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伊原総領事(右から2人目)に寄付のチェックを手渡す藤本会長(左隣)ら居住者会の代表

 東日本大震災を受け、ボイルハイツの敬老引退者ホームの居住者会が寄付金1万9784・85ドルを在ロサンゼルス日本国総領事館に贈った。ポール藤本・居住者会長ら代表が8日、同館を訪問しチェックを伊原純一総領事に手渡した。
 同施設で暮らす144人の居住者は、地震と津波のニュースを見て母国や両親の祖国の惨劇にいたく心を傷めたという。そこで、震災の翌週から募金活動を開始。会員個人と敬老のボランティアからの寄付に加え、居住者の入院見舞いやお悔やみに使われる居住者基金の中から1万ドルを充てた。
 居住者の住む建物は1987年のウィティア地震で甚大な被害を受け、居住不能となった。建て替え資金は日系社会からの寄付ではまかなえ切れず、半分を日本からの援助金で補填したため、今回の寄付は「恩返し」の気持ちも込められているという。
 藤本会長は「被災された日本の方々のために敬老のみんなが寄付しました。受け取って下さい」と総領事にチェックとメッセージカードを贈った。総領事は敬老の善意に謝意を表し「日系だけでなく、さまざまな人や団体が日本を助けて下さり、被災者は励まされている。日本政府もがんばりたい」と述べた。
 総領事館に寄せられた寄付は、日本赤十字社に直接送られ全額、義援金として被災者支援と被災地復興のために役立てられる。【永田潤、写真も】

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